今回は、コーヒーツーリングに関連して、ケトルについて書いています。
コーヒーツーリングについては、こちらの記事にも書いていますので、よければ読んでいただけると嬉しいです。
コーヒーツーリングは、ツーリングの1つの楽しみ方であり、何をしなきゃいけない、という決まりもありません。自分のスタイルを決めて、楽しむことができるのです。
例えば、コーヒーツーリングの行く場所をこだわって決めたり、コーヒーツーリングに持っていく道具をこだわって揃えたりする楽しみがあります。
私の場合、どこに行ってコーヒーを楽しむかはもちろん大事ですが、バイクは、車の移動に比べて、積載できる荷物の量に限りがあります。したがって、いかに機能的で軽量なツールを選んで、おいしいコーヒーを楽しめるかということも興味があります。
今回取り上げるケトルは、実際にコーヒーツーリングで使ってみて、使いやすいと思ったので、記事にしています。
この記事は、以下のような方向けの記事です。
たかがお湯を沸かすケトル、されど馬鹿にできない
最近まで、ケトルなんて適当に湯を沸かせるものであればなんでもいいだろうと思っていました。実際、身の回りにあって、水を入れて直火で熱を加えることができればよいのだと。
しかし、いざ、適当なクッカーなどをツーリング時に持ち出して、屋外でお湯を沸かし、コーヒーを入れようとすると、いろいろ使い難かったりすることがあります。お湯を沸かす時に、私が実際に気になったポイントを挙げていきたいと思います。
沸かすことのできるお湯の量が少ない
もちろん、1人分のコーヒーを1杯分、お湯を沸かすだけであれば、適当な容器でも、直火に強いものであれば、全然問題がないと思います。
しかし、2人以上でコーヒーを楽しんだり、おかわり用に多めにコーヒーを作りたい時や、食事とコーヒー用に、お湯が多めに必要になる場合は、容量が少し大きめのケトルがあると便利です。
途中でお湯が足らなくなり、複数回お湯を沸かすのは、少し手間がかかります。
注ぎ口からお湯がたれやすい
コーヒーをいれる時に、お湯を注ぎますが、注ぎ口からしたたり落ちたりすることなく、きれいに放物線上に注げると、お湯が飛び散ったりして周りが汚れたりすることがなく、片付けも楽になります。
しかし、なかなかケトル以外で、注ぎやすさが考えられているものを見つけるのが難しいです。ケトルであっても、使ってみたらゆっくりとお湯を注ぐのが難しいものもあります。
コーヒーをドリップする時は、あまり勢いよくお湯を注ぐのではなく、ゆっくり静かに注いだ方がコーヒーの香りがたちますので、ケトルで注ぎやすさはポイントになります。
荷物が大きくならないようにコンパクトにまとめたい
一度にある程度の量のお湯を沸かそうとすると、容器のサイズが大きくなってしまいます。
コーヒーツーリングでは、荷物の妥協はせずに、より小さく軽量な荷物で済むようにしたいのですが、ケトルは場所を取りますし、なかなか使いやすそうなものを見つけるのが難しかったのです。
量は多く沸かしたいが、荷物はかさばらないようにコンパクトにまとめたいという矛盾した関係です。
未使用時にはコンパクトにたためるケトルがあった
未使用時にたためるケトルですが、探したらいくつか見つかりました。そこで、アウトドア向きでコーヒーツーリングに持ち出して使えそうなものを手に入れて、早速使ってみました。
コーヒーツーリングで持ち出して使う時にかさばらず、ケトルとしても使いやすそうな形状をしています。
ロゴス(LOGOS)からでているたためるケトル1Lです。
主にシリコンでできており、上から下に押し込むようにしてたためば、かなりペッタンコになります。
もちろん、直火が当たる部分はステンレス製ですが、たたむことで、ほとんどステンレスの高さと同じくらいまで収納できます。
本来であれば、ケトル1つで荷物の場所を大きくとってしまいますが、たたんだ場合、追加で他にいくつもの荷物を入れるスペースができるので、とてもメリットがあります。
とはいえ、気になったポイントもあるので、書いておきます。
オールステンレス製ケトルよりは、重量が重い
ケトル自体の重さとしては、400gありますので、オールステンレスのケトルとかと比較すると、少し重いものになってしまいます。これは、耐久性を考えた少し厚みのあるシリコンと、しっかりした取っ手部分が、重くなっている要因かもしれません。
そうはいっても、バイクで運べない重さではないですし、たたんだ時のコンパクト感を考えれば、しっかりした作りでネジがあって、さびてしまうような懸念もないので、このくらいの重量増は、あまり大した問題にならないかもしれません。
ケトル上部の蓋の部分の口が絞られているので、洗う時に完全に手が入らない
ケトル上部の蓋の部分、口が絞られているので、手を突っ込んで洗剤でしっかり洗いたい場合、洗い難いです。これは、ケトルをたたむときに一番上部の蓋の部分が真ん中にくるので、径を小さくする必要があったのかもしれません。
洗剤を使って、スポンジで洗いたい時は手が完全に中に入らないので、柄のついたスポンジなどで洗っています。コンパクトにたためることを重視したつくりであれば、理解はできますが、手が中に入るくらいの口の幅があれば、なおよかったなと思います。
蓋自体は、ケトルから完全に分離せず、柄の部分で固定されていますので、蓋がなくなってしまう懸念もないのでアウトドア向きで良いと思います。屋外で使用中に蓋がないと、埃や虫が中に入ってしまったりしても、衛生的によくないですし、蓋が本体に密着して閉じるようになっているのも安心です。
シリコンゆえに、未使用時は独特なにおいが強い
シリコン製品の難点である独特なにおいは、このケトルも例外ではなく、においがありました。私はにおいに敏感な方ですので、このにおいを放つ器具でお湯を沸かすのは抵抗がありました。
しかし、2回くらい、水を満タンの状態で沸騰させるということを繰り返し、しっかり干しておくと、シリコン特有のにおいが薄れて、今では特に気にならなくなりました。
コーヒーツーリング時に、お湯が匂ったり、味に影響するようなことは1度もなかったです。
火力マックスでは使わないように気を付ける
熱に強い構造といっても、シリコン部分に直接火があたるような使い方だと、最悪溶けてしまったり、穴が開いてしまうようなことがあるかもしれません。
直接火があたる部分はステンレスになってますので、ステンレスの部分だけに炎が当たるように調整し、シリコン部分まで到達するような火力では使わないよう注意が必要です。
気になる点はあれど、耐久性があり簡単に壊れず、たためるのはメリット大
今回は、コーヒーツーリングでも使いやすい、ケトルに関して書きました。
バイクの走行時の振動や、少しくらい物にあたったりしても壊れず、移動時にはたたんでおけるケトルはあまり見つからないので、コーヒーツーリングに行く際は必ずバイクに積んで持っていきます。
ぜひ、便利で使いやすいお気に入りの道具を持って、コーヒーツーリングを楽しみましょう。