バイクグローブの選び方・ポイントはこれだけ

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バイクに乗る時、バイクグローブはしっかり使い分けていますか?

季節や外気温の変化に応じて、春夏グローブや冬用グローブを使い分けている方は多いと思います。また、もしかすると、ツーリングの目的に応じて使い分けている場合も考えられますね。

一方で、バイクに乗るときにグローブをはめないという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。冬は寒いので多くの方がグローブをはめていますが、真夏は、素手でハンドルを握っている方も見かけます。

今回はバイクに乗る時に、バイクグローブをはめる理由について最初に触れてから、バイクグローブの選び方・ポイントを挙げていきたいと思います。

この記事は、以下のような方向けの記事です。

  • バイクグローブ選びで迷っている方
  • バイクを乗り始めた方
  • 新しくバイクグローブを新調する予定の方
  • これからバイクの免許を取得予定の方
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    1. バイク乗車時にバイクグローブをはめる理由
      1. バイクグローブをはめる理由①:けがの防止や手の部分の損傷軽減
      2. バイクグローブをはめる理由②:ハンドルのグリップ力を高めて、握りやすくなる
      3. バイクグローブをはめる理由③:バイクのハンドルから伝わる振動を吸収する
      4. バイクグローブをはめる理由④:手の日焼け対策
      5. バイクグローブをはめる理由⑤:寒さ対策
      6. バイクグローブをはめる理由⑥:バイクとバイクウェアとの見た目の一体感
    2. バイクグローブの選び方・ポイントはこれだけ
      1. バイクグローブの選び方①:手に装着がしやすいか
      2. バイクグローブの選び方②:手にフィットしているか
      3. バイクグローブの選び方③:ハンドルを握る手のひら部分が滑りにくいか
      4. バイクグローブの選び方④:グローブの機能性が高いか
      5. バイクグローブの選び方⑥:お手入れがしやすいか
    3. バイクグローブを100%デザインだけで選ぶのはNGだが…
    4. バイク用グローブはネットで買わない方が良い?
    5. 春夏グローブか冬用グローブかで迷った場合
      1. 気温が10℃半ばから後半で、グリップヒーター搭載なら春夏グローブでも可能
      2. 気温が10℃前半から1桁に近く、山道中心のツーリングならば冬用グローブが無難
      3. 春や秋の昼夜で温度差がある場合、できれば夏・冬グローブを携帯しておきたい
    6. バイク駐車時にグローブをどのようにまとめておくか
      1. ヘルメットの中にしまってしまう
      2. グローブホルダーでグローブを見せてかっこよく携帯する
    7. 様々なバイクグローブの中から、選ぶポイントを押さえてお気に入りのバイクグローブを見つけましょう

    バイク乗車時にバイクグローブをはめる理由

    まずはじめに、バイク乗車時にバイクグローブをはめる理由について書いていきます。バイク教習でも必ずバイクグローブをはめる必要があると思いますが、なぜバイクグローブをはめる必要があるのかを先に確認しておきたいと思います。

    バイクグローブをはめる理由①:けがの防止や手の部分の損傷軽減

    1つ目は、バイクに乗っていて万一転倒や、事故にあった時に、地面に手をついたりどこかに手をぶつけたりといった可能性が高いので、もしもの場合に備えてバイクグローブをはめる、という理由があります。

    もしもの場合に備えて、スポーツバイクを主に乗る場合や、転倒が怖いという場合には、ナックルガードが頑丈にできているグローブを中心に選ぶと良いと思います。

    バイクグローブをはめる理由②:ハンドルのグリップ力を高めて、握りやすくなる

    バイクグローブをはめる理由の2つ目は、ハンドルのグリップ力を高めて、握りやすくなるためです。

    もちろん素手でもバイクハンドルは握ることはできますが、夏には手汗で滑りやすくなります。汗をかいてなくてもハンドルグリップはあまり凹凸がないので、一定の握力で握っていないとスロットルが戻ってしまうので、特に長時間走る場合はずっと握りっぱなしで、疲れてしまうことがあります。

    バイクグローブをはめていれば、手汗で滑ってしまうこともないですし、バイクグローブがグリップ力の高いものであれば、ハンドルを強く握るというより、添えておくようなイメージで操作できるので、身体への負担が軽減されます。

    ここで大切なのは、バイクグローブの手のひら側が、グリップ力の高い構造になっているか、を確認する必要があります。

    バイク用のグローブといっても、すべてのグローブがグリップ性の高いものというわけではないので、選ぶ際にしっかりと確認しましょう。

    バイクグローブをはめる理由③:バイクのハンドルから伝わる振動を吸収する

    バイクグローブをはめる理由の3つ目は、バイクのハンドルから伝わる振動を吸収するためです。

    バイクは車と比べても、エンジンからの距離が近くさえぎるものが少ないので、身体への振動が大きく伝わります。特に1000cc以上のビッグバイクだと エンジントルクも大きいので反動が大きく伝わります。

    特に、100kmを超えるツーリングの場合には、長時間バイクに乗ることになるので、ずっと振動を受けっぱなしになるのです。これは手や腕の上半身についても同じで、振動自体は細かくてもハンドルから手を介して上半身に伝わり続けると、疲労感がたまりやすくなります。

    バイクに長時間乗って、休憩時にバイクから降りた時に、まだバイクに乗っているような感覚になるのも、振動の影響があります。

    バイクの乗車姿勢や、慣れなども関係しますが、長時間のツーリングでも極力疲れないように乗るために、バイクグローブをはめるのが有用です。

    バイクグローブの手のひら部分にクッション材が施されているものは、振動吸収効果を感じることができると思います。すべてのバイクグローブが対策されているわけではないので、選ぶ時にはしっかり手にはめて、確認をしましょう。

    バイクグローブをはめる理由④:手の日焼け対策

    バイクグローブをはめる理由の4つ目は、手の日焼け対策です。

    特に真夏、お昼から午後にかけての強烈な日差しの中で、バイクグローブをはめずにバイクに乗った場合、1時間も乗っていなくても、手が日焼けします。

    また、日光に当たっているだけでとにかく熱いです。走行中でも熱さはあまり変わりません。

    一方、バイクグローブをはめていれば、手に直射日光があたらないので、手がジリジリと熱くなりません。また、日差しの熱でバイクハンドルが熱すぎて握れないといったことも、バイクグローブをはめていれば問題ありません。

    夏用のバイクグローブは、手も汗をかくので、メッシュタイプの風通しのよいものを選ぶようにしましょう。合わせて、プロテクター機能や滑りにくさ、振動吸収なども兼ね備えたグローブを選ぶと、高機能で使いやすいと思います。

    バイクグローブをはめる理由⑤:寒さ対策

    バイクグローブをはめる理由の5つ目は、寒さ対策です。真冬にバイクを乗る方はもちろん、春や秋でも夜間や早朝、夕暮れ時は気温が低下して、手が冷えて寒くなってきます。

    冬にバイクに乗ったことがある方はわかると思いますが、寒さに耐えながら、バイクに乗ることはかなりの苦行です。

    精神的にもしんどいですが、本当に手が冷えてくると、手の感覚が失われて、バイクの操作に支障をきたす可能性もあります。とっさに右手で前ブレーキの操作ができないとなると、とても危険ですね。

    寒さ対策としてのバイクグローブを選ぶ場合は、防風・防水・通気性ともに兼ね備えたゴアテックス製のバイク用グローブであれば、性能的に全く問題ありません。

    ただし、その分値段が高いという点と、夏用のメッシュグローブに比べて大幅に厚手になるため、バイクハンドル周辺のボタン操作が行いにくいというデメリットもあります。

    ただ、手が冷えるというととてもつらいので、多少デメリットがあったとしても、高機能なバイクグローブを選んだ方が、間違いなく長く使うことができます。

    バイクグローブをはめる理由⑥:バイクとバイクウェアとの見た目の一体感

    バイクグローブをはめる理由の6つ目は、バイクとバイクウェアとの一体感を出すためです。この理由は完全に見た目勝負になります。

    バイクやヘルメット、バイクウェアを完璧にそろえて、手は素手のまま、というのはおかしいですよね。せっかくかっこいいバイクやウェアをそろえているのであれば、手の部分もしっかり決めたいものです。

    バイクグローブをはめる理由①~⑤でいろいろ機能的な話をしてきましたが、しっかり理解をして納得したうえで、見た目に走るのはありです。

    そもそもバイク自体が嗜好性の高い乗り物なので、理解をしたうえで見た目に振り切るのはありです。

    バイクやヘルメット、バイクウェアやシューズに合わせて、統一したデザインにそろえると、一体感があって見た目がかっこいいですし、目立つこと間違いなしですね。

    バイクが目立つこと=周囲の目につきやすく安全対策にもなるので、見た目に振り切る場合はとことんこだわりましょう。

    バイクグローブの選び方・ポイントはこれだけ

    ここからは、バイクグローブの選び方について書いていきます。基本的には下に書いているバイクグローブの選び方①~⑥について確認ができていれば安心です。

    バイクグローブの選び方①:手に装着がしやすいか

    バイクグローブの選び方1つ目は手に装着がしやすいかどうか、になります。よくあるケースとしては、グローブに手が滑りこませにくい、手首部分の固定バンドがグローブをした状態で扱いにくい、といったことがあります。

    特に真夏は手も汗をかくので、グローブの着脱がさらに行いにくくなります。

    バイク用品店など快適な店内の中で、バイクグローブを実際にはめてみて、着脱が行い難い場合、外では実際かなり扱い難くなることが予想できます。

    バイクを停めてお手洗いに行きたい時にも、バイクグローブがスッと外れずにもたつくと、イライラしますよね。

    バイクグローブの選び方②:手にフィットしているか

    バイクグローブの選び方2つ目は、手にフィットしているか、になります。バイクグローブのサイズはS、M、Lといったサイズが多いのですが、標準の大きさに合わせて作られています。

    人の手はそれぞれサイズが異なるので、なかなかぴったりフィットするグローブを見つけるのは難しいものですが、あまりにも窮屈であったり、大きすぎるバイクグローブだと、手が思うように自由に動かすことができず、ウィンカーなど指での細かいボタン操作が行い難いこともあります。

    特に、冬用グローブは、防寒防風対策として厚みがあるので、ボタン操作などはすこし難しくなります。

    店頭でグローブを選ぶ時には、単純に手にはめるだけではなく、お試し用のバーハンドルが置いてあることが多いので、グローブをはめて握った状態でも窮屈でないか、余裕が大きすぎないかを確認しましょう。

    バイクグローブの選び方③:ハンドルを握る手のひら部分が滑りにくいか

    バイクグローブの選び方②で記載した通り、バイクグローブをはめた状態でお試し用のハンドルバーを握ってフィット感を確認します。

    そして、そのまま手首をひねってアクセルを開ける動作をして、バーハンドルとバイクグローブが滑ってしまうのか、しっかりグリップして滑りにくくなっているか、を確認しましょう。

    これで滑りにくいグローブであれば、アクセルの開け閉めに余計な力が要らないので、長距離を運転していても疲れにくいです。

    一方、スルスルと滑ってしまう場合、ハンドルをしっかり握っておかないとアクセルが戻って行ってしまうので、ハンドルをしっかりと握っておく必要があるので、疲れやすくなります。

    バイクに快適性を求めるのは違うかもしれませんが、身体が疲れてしまうことで、判断力も低下するので、気を使わなくても済むような部分は、それに越したことがありません。

    バイクグローブの選び方④:グローブの機能性が高いか

    バイクグローブの選び方4つ目は、グローブの機能性が高いか、になります。バイク運転の重要な操作をする手をしっかりと守る役目を果たすバイクグローブは、高機能であるほど、快適に走ることができます。

    ポイントは防水、防寒、防風、透湿、通気性です。

    春夏であれば、通気性の高いものを、冬用であれば、防風、防寒、透湿は重視で、雨天でも走る可能性があれば、防水も必要になります。特に冬は、防水がないと水がしみ込んで手が痛くて走れないと思います。

    高機能なバイクグローブほど、値段も高くなりますので、お財布と相談ですが、グローブは奮発してよいものを購入しておいても全く損はなく、むしろおつりが来るぐらい恩恵を受けることができます。

    バイクグローブの選び方⑥:お手入れがしやすいか

    バイクグローブの選び方6つ目は、お手入れがしやすいか、です。バイクグローブは排気ガスや手汗などにさらされるので1シーズン経過するとかなり汚れています。

    私の場合、洗濯用のネットに入れて洗いたい人なので、シーズンごとに使い終わったら洗濯機の手洗いモードで洗濯をしてしまいます。

    夏用と冬用のグローブを使い分けていて、完全に夏に突入したら冬用グローブを洗って干しておくイメージです。すぐに必要ではないので、日陰でゆっくり乾かせば、きれいに仕上がってくれます。

    ただし、革のグローブの場合、丸洗いするということはできないので、手入れには気をつかうと思います。

    バイクグローブを100%デザインだけで選ぶのはNGだが…

    ここまでのように、バイクグローブには手を守りつつ快適に適切な操作ができるような役割があるので、バイクグローブを選ぶ時は、この点を考えて選ぶ必要があります。

    したがって、単純にデザインがいいから、かっこいいからという理由だけでバイクグローブを選ぶのは全くおすすめできません。

    しかし、これらを理解したうえで、納得をしてデザイン寄りで選ぶ分には、問題ありません。

    バイクのルールはありますが、グローブの機能性が決められたものでもないので、最終的にはその人自身が選んだグローブが一番ですし、好きなグローブをはめて走れたら十分だからです。

    バイク用グローブはネットで買わない方が良い?

    バイクグローブはサイズ感や使い心地など、手にはめてみないとわからないので、できればバイク用品店など店頭で実際にはめてみて、確かめてから買った方が間違いがありません。

    バイクグローブは決して安くないですし、1度使い始めるとかなり長く使うことができるので、しっかりと見極めてから買った方が良いのです。

    もし、ネットショッピングでポイントを集めているとかの理由であれば、一度店頭でバイクグローブとサイズを確認して、商品が決まっているのであれば、ネット購入でも全く問題ありません。

    春夏グローブか冬用グローブかで迷った場合

    春夏グローブをはめるべきか、冬用グローブを選ぶべきかで悩むことってありますよね。春や秋の中途半端な季節ですと、夜や早朝は寒いのに、日中は汗ばむ天気になることも多いです。

    気温が10℃半ばから後半で、グリップヒーター搭載なら春夏グローブでも可能

    外気温が10°C半ばから後半、20°Cにかかるくらいで、グリップヒーターを搭載していて良く効くバイクであれば、一番冷える時間帯でも春夏グローブで乗り切ることができます。

    一般道では大丈夫ですが、高速道路で標高が高い場所にさしかかると急に冷えることもあるので、秋でもグリップヒーターを最大にして丁度良いこともあります。

    気温が10℃前半から1桁に近く、山道中心のツーリングならば冬用グローブが無難

    高速道路が中心で、標高の高い場所を登っていくような道路だと、気温が1桁になります。

    さすがに春夏グローブでグリップヒーター最大でも手が冷たくなってくるので、こういう時には冬用グローブを装備していった方が無難です。

    季節的にちょっと早いかなと思っていても、日が陰ると真冬と同じくらい冷えてくるので、冬用グローブがあると安心です。

    春や秋の昼夜で温度差がある場合、できれば夏・冬グローブを携帯しておきたい

    夜は1桁の外気温、日中は25℃くらいでポカポカする日も多いです。

    このような場合には、ちょっと荷物にはなりますが、春夏用と、秋冬用のグローブを両方とも持って行って、状況によって使い分けるのがベターです。

    バイク駐車時にグローブをどのようにまとめておくか

    最後に、バイク駐車時にグローブをどのようにまとめておくか、について書きます。バイクグローブは右手用と左手用にそれぞれあるので、片方でもなくしてしまうと使えないので駐車時はしっかりと管理をしておきたいですね。

    ヘルメットの中にしまってしまう

    こちらは私が普段やっている方法で、ヘルメットの中にしまっておいておきます。他に準備する必要もないですし、とても簡単です。

    注意点としては、風にとばされたりしないように、しっかり奥に入れておくことです。

    ヘルメットはシートの上に置いていますが、シートにグローブを突っ込んだヘルメットを置いておくようなイメージです。こうすると外からグローブが見えませんし、風で飛んでいく心配もありません。

    グローブホルダーでグローブを見せてかっこよく携帯する

    グローブホルダーでグローブをまとめて持ち歩き、かっこよく見せて携帯する方法もあります。

    グローブホルダーのメリットとして、バイクグローブをまとめて携帯できるので、手元に置いておくことができて紛失する心配がなくなります。

    また、バイクグローブを携帯するためのバッグを用意する等も不要ですので、装備が身軽になります。

    様々なバイクグローブの中から、選ぶポイントを押さえてお気に入りのバイクグローブを見つけましょう

    今回は、バイクグローブの選び方について、押さえておくべきポイントを書いてきました。

    理想的なバイクグローブは、必要な機能をすべて備えたデザイン性の高いグローブがあれば間違いありませんが、なかなかそのようなグローブを見つけるのは難しいと思います。

    この機能はこっちが優れているが、デザインがいまいちだったり、見た目はかっこいいが手にはめ難いというような感じです。

    バイクグローブを選ぶうえで、最優先が何なのか、目的に応じてある程度絞り込むことで、自分のニーズに合ったバイクグローブを見つけることができます。

    何を優先したいのかを決めて、バイクグローブを選びましょう。

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