バイクの盗難防止・簡単に盗まれないための方法

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バイクの盗難対策、どうしてますか?

バイクの所有で心配事の一つが、バイクが盗まれないか、だと思います。苦労して手に入れたお気に入りのバイクが簡単に盗まれてしまったら…悲しいですね。バイクは、自動車に比べて車体が小さく重量もおおよそ200~300キロぐらいと軽いので、本気で本気で盗もうとする輩がいれば、比較的短時間に、簡単に盗まれてしまいます。

すんなり盗難されてしまうのか、運よく盗難から免れるかは、盗難にかかる時間に関係すると言われています。盗難に時間が多くかかるほど、見つかるリスクが高まるため盗難にあいにくく、逆に盗難対策がほとんど施されておらず、人目に付きにくい場所に置いてあるバイクは、目を付けられやすいのです。

今回は、バイクの盗難防止で簡単に盗まれないための方法や対策について書いています。

この記事は、以下のような方向けの記事です。

  • バイクを納車予定の方
  • 過去にバイクの盗難にあった方
  • 人気のあるバイクを所有している方
  • カスタムされたバイクを所有している方
  • マンションで洗車場が近くにない方
  • バイク置き場に屋根がない方
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    バイク置き場の状況でセキュリティ対策の厳重度が変わる

    まず、バイク置き場の状況によって、最低限必要なセキュリティ対策の厳重度合いが変わります。

    まず、屋根なしの青空駐車である場合には、ハンドルロックは基本ですが、バイクカバーをしっかりかぶせるようにします。青空駐車の場合、バイクカバーは雨やほこりなどからバイクを守るうえで必須ですが、バイクがどんなバイクなのか、カバーをしておくことで外から分かりにくくなるため、特定の人気車種で目について狙われてしまう、というリスクが低くなります。

    バイクカバーは、走ってすぐはマフラーやエンジン部分が熱くなっていますので、すぐにかぶせるのではなく、少し冷えてからかぶせるのと、強風で簡単に飛んで行ってしまうので、チェーンロックとセットで使うようにします。

    バイク置き場が賃貸の場合、設置のOKをいただくのは難しいかもしれませんが、簡易的なバイクシェルターが置けると、バイクカバーより安全度が増して、さらにバイクの出し入れやフラーの熱などを気にする必要がないので、管理が楽になります。さらに地面にアンカー固定できれば、バイクをクレーンなどで移動して持ち出すことも難しくなるので、有用性が高いです。

    バイクコンテナに保管していても安心できない

    青空駐車でなく、バイクコンテナにバイクを保管している場合、コンテナごと盗むということはあまり考えられません。しかし、バイクコンテナの場合は、コンテナ出入口扉の施錠がカギとなりますので、錠前が簡単に破壊できないようなものである必要があります。

    また、万一錠前を破壊されてしまった時に、簡単に盗まれないように、2重3重のセキュリティ対策を施しておくことで、解錠の手間と時間が稼ぐ対策をしておくことが大事です。時間がかかればその分見つかるリスクが高くなるので、盗まれるリスクが低くなります。

    バイクコンテナの場合、バイクコンテナの錠前とハンドルロック、前輪と後輪、コンテナとバイク、合わせて2,3か所のロックができていると安心です。おすすめのロックは、後に書きます。

    バイクコンテナは、戸建てで庭など空きスペースが確保できるのであれば個人的に購入して設置も可能です。もちろん組み立てはプロの施工業者に依頼しても良いと思います。

    ハンドルロックをしているから大丈夫!は全くダメ

    ハンドルロックをしているから大丈夫、という意見があり、ワイヤーロックも何もされていないバイクを見かけますが、その手のプロから見たら、どうぞ持って行ってくださいと言っているような状態になります。

    ハンドルロックをしてさらに、後輪が回らないようにディスクロックをしていても、バイクは簡単に車体を浮かすことができるので、その場から移動ができる状態になっていると意味がありません。必ずバイクを簡単に場所移動ができない物体(建物の塀や埋込されたポールなど)にくくりつけておくようにしてください。

    前輪または、後輪が回らないようにしていても、簡単に前輪または後輪を浮かせることができるので、その場からアジトに持ち出せてしまえば、あとでゆっくり解錠できるからです。

    盗まれにくいロックを複数使うことが大事

    ここからはおすすめのロックについて、実際に製品をあげていきます。

    AKM 極太チェーンロック 2.5m

    今の時代、本気で切断しようとすれば時間をかければ破壊は可能かもしれませんが、間違いなく手間のかかるものを使った方が良いです。その点でこちらの極太チェーンロックは、見た目的にも盗ませないという気合いがこもっているので、おすすめのロックです。

    私もこちらの1.8mのロックを使っていますが、太いだけあってとても重く、ロックをするだけでも大変です。複数台のバイクをまとめてロックしたり、前輪後輪と建物を一緒にまとめてロックしておくような使い方ができるので、できるだけ長めのチェーンロックを使った方が便利です。鍵の部分は、できるだけ見えにくい奥の方でロックしておくのがポイントです。

    バイクに乗るときに、普通に解錠するのも少し大変ですが、バイクが無くなってしまうよりはマシです。とくにレンタル倉庫のような家から離れた場所に置いておく場合は、間違いなく厳重にしておいた方がよいです。

    ツーリング先に携帯するのにも軽くて扱いやすい・ベルト式のロック

    錠前の部分が少し安っぽいので本気で破壊しようとすれば壊れてしまう可能性はありますが、ベルトが簡単に切れそうで切れない、ステンレスワイヤーを使ったベルト式のロックもおすすめです。

    先ほどの極太チェーンロックはとにかく重すぎて携帯は不可能ですが、こちらはベルト自体も非常に軽く、小さく丸めておけば、ジャケットのポケットにも収まるので、持ち運びに最適です。

    1つ持っていれば、普段のメインとなる施錠との組み合わせや、ツーリング先で宿泊時とかにもロックしておけるので、便利で安心です。こちらも長いベルトの方が、取り回しの応用ができるので良いと思います。私自身1.5mのものを使っています。

    アラーム付きディスクロックは誤発報で近所迷惑になる懸念もある

    また、アラーム付きのディスクロックも、振動を検知して音で威嚇できるので、安心感はとても高いです。ディスクロックを使用するときは、ロックの穴の大きさと、バイクのブレーキディスクの外周からの距離、ディスク自体の厚みに注意して選びます。ディスクロックはサイズが合っていないとうまくロックができないので気を付けましょう。

    アラームは強風や地震などでも検知する可能性があります。万一アラームが誤作動した場合、バイク置き場と家が近ければ、誤作動に気が付きますが、距離が離れている場合、誤作動でなり続けた場合に近所迷惑になって、別の意味で目を付けられる可能性があります。アラーム付きは高い効果は見込めますが、使用する状況によって、注意が必要なロックになります。

    盗難保険に入っておくのもあり

    様々な盗難対策をしていても、絶対に盗難にあわないとは言い切れません。どんな対策をしたとしても盗まれないリスクはゼロにはできません。

    万一に備えて、盗難保険に入っておくというのも手です。保険内容とカバーされる金額の違いによって、保険金も変わりますので、バイクの車体価格や状況に応じて、入っておくのもありです。ただ安い金額ではないので、バイクの車体価格や駐輪場所を考えたうえで検討しても良いと思います。

    盗難保険プラン | ZuttoRide Club(ずっとライド クラブ)| バイク盗難保険・ロードサービス
    業界トップクラスのバイク盗難保険、ロードサービスなど、すべてのライダーに「ずっと」バイクに乗り続けていただくためのサポートサービスを提供しています。

    セキュリティ対策は継続だが盗難は一瞬・普段から気をつけてしっかり施錠を意識する

    今回はバイクの盗難防止策として、簡単に盗ませないための方法について書いてきました。

  • バイク置き場の状況によってセキュリティ対策の度合いが異なる
  • ハンドルロックだけで安心しない
  • 盗まれにくいロックを複数組み合わせて使う
  • 盗難保険に入っておくのもあり
  • ちょっとの間でロックしていなくても大丈夫か、という時に限って目を付けられて盗まれてしまうのが、盗難の怖さです。短時間であってもバイクから離れる時には、しっかりと複数ロックをかける、簡単にバイクの場所を変更できないようにする、がポイントとなります。

    せっかく手に入れたお気に入りのマシンを簡単に持っていかれないように、普段から習慣をつけておきましょう。

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