国産バイクしか乗ったことないおじさんがBMW R1250RSに乗って思ったこと

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BMW R1250RSの試乗インプレを書いています。

今回は大型中型を問わず、国産バイクしか乗ったことがないおじさんライダーが、BMWのR1250RS(2021-2022)に2時間程度試乗して、思ったことや感じたことを書いています。専門すぎる知識はありませんので、数十年くらい休日にバイクを楽しんでいる一般的なライダー目線で読んでいただけたら幸いです。

この記事は、以下のような方向けの記事です。

  • BMWのバイクに興味のある方
  • 乗るバイクを選択中の方
  • R1250RSに興味のある方
  • ロングツーリング可能なバイクを探している方
  • バイクにある程度の快適性を求めている方
  • 速くて元気のよいバイクを探している方
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もはやスタンダード!?スマートキーがとても便利

R1250RSはスマートキータイプのバイクになります。したがって、バイクのカギをいちいち出さなくても、身に着けていれば、スイッチONが可能です。私が現在乗っているX-ADVもスマートキータイプですので、鍵を身に着けていればエンジンを始動することができます。

スマートキータイプのバイクの方が、値段が高くなりますが、私は完全にスマートキー派です。というのも、以前乗っていたCB400SFのイグニッションキーがカギ穴とうまくかみ合わなくなったことがあります。

かなり年式が経っているバイクであったことも影響していますが、鍵穴に差し込んで、上に持ち上げるようにして回さないと、ONにできない、という不具合が出てしまいました。おそらく頻繁に鍵の抜き差しをしていたので、鍵のギザギザが消耗して合わなくなってしまったのではないか、と考えています。

また、雨の日などにも、濡れた鍵穴に差し込んだりするので、鍵穴が錆びたりすることも懸念しています。ほとんど気にする必要がない部分かもしれませんが、鍵穴は屋外にさらされる部分になるので、鍵穴がない方がいいなっと思っています。

国産バイクと比べて元気で大きい排気音

X-ADVの排気音がかなりジェントルなのもありますが、過去に乗ってきた国産のノーマルバイクと比べても、R1250RSはとても元気な排気音がします。単純に音が大きくてうるさいというわけではなく、今すぐにバイクに乗って出かけたくなるような、気持ちを駆り立てるような排気音です。

エンジンをかける際に、自動的に回転数があがるので、かけ始めはかなり大きな音がしますがアイドリングが落ち着く数秒の間に静かになってきます。

アイドリング時や低速域、ある程度の高回転域によっても、音のフィーリングが変わるので、実際に走り出してからもかなり楽しいバイクです。音の元気が良いので、音によって回転数が大体わかるので、タコメーターを見る必要がほとんどありません。また、5000回転付近を境目にカムが高速モードに切り替わった後で明らかに排気音が変わるのも、このバイクの特徴です。

シフトアップも、加速時に急いでシフトアップをする必要が全くなく、基本的に3速にいれておけば、街中での加速、減速に合わせて走らせてあげるだけでよく、音やフィーリングを楽しむ余裕があります。

辛くない程度の前傾姿勢は高速走行向き

アドベンチャーバイクのような、直立な姿勢と比較すると、R1250RSはスポーツバイクのジャンルになりますので、ある程度の前傾にはなります。アメリカンやゴールドウィングのようなバイクを乗っていた方からすると、慣れるまではかなり大変かもしれません。

私のX-ADVもほとんど、直立な姿勢のため、結構姿勢がつらいかな、と思って覚悟して乗りました。結果的には、2時間くらいの乗車時間でしたが、許容できるレベルで、ほとんど疲れもなかったです。ただ、出力が大きいバイクなので、終始緊張して走っていたので、気持ち的には少し疲れました。スーパースポーツを普段乗られている方から見れば、たいして変わらないレベルですが、アドベンチャー型の100psを下回るゆったりしたバイクからすると、かなりのチャレンジなのです。

R1250RSの前傾姿勢も、スーパースポーツの下向きのセパハンよりは楽、バーハンドルのネイキッドバイクよりは少し攻めた感じです。R1250RSのハンドルバーはセパハンですが、高速走行をメインとして考えると、このくらい前傾になってないと、風圧に耐えられないですし、これくらい前傾の方がちょうどよいと思います。ハンドルが遠いというネットの声も読んでいたので、腕を伸ばさないと辛いかなと思いましたが、身長が175前後であれば、腕を自然に伸ばした位置にハンドルがあるので、遠く感じることもありませんでした。

リッターバイクの中ではクラッチがとても軽い

R1250RSは、クラッチレバーがとても軽く握れるように考えられています。昔のハーレーなどはクラッチレバーがとにかく重いので、渋滞にはまると、左手がしびれてどうしようもない、という話を聞きますが、R1250RSのクラッチレバーは、ほぼ400ccの中型か、250ccクラスのクラッチと同じ感覚です。

R1250RSは、ニュートラルから1速に入れる際は、必ずクラッチを握る必要がありますが、比較的楽に握ることができます。バイク教習自体にお世話になった当時のCB750より軽い感覚でした。

R1250RSはロングツーリングも視野に作られたバイクですが、クラッチがこれくらい握りやすくなっていれば、渋滞でストップ&ゴーが頻発しても、疲労感は大幅に減るのではないかと思いました。握力に自身のない方や、女性のライダーさんでも、R1250RSの車体の取り回しが問題なければ、クラッチ操作自体は全然問題ないと思います。

シフトペダルは軽く確実に入っていく

R1250RSはクラッチレバーの操作なしでシフトのアップ・ダウンができるような機構、いわゆるクイックシフターの機能が備わっていますが、その場合もシフトペダルはスコンスコンと軽快に入っていきます。細かい点としては、1速から2速時のクイックシフト時の反動は大きいですが、問題ないレベルです。

昔に乗っていたSV1000Sは、クラッチを握ってもシフトがうまく入らなくて足が痛くなったり、無理やりシフトアップをして、バーが当たる部分の靴が剥げてしまったりしたことがありますが、このバイクは軽快に入っていきます。もちろん普通にクラッチを握ってシフトしても良いのですが、クイックシフターの有無は長時間乗ることを考えても疲れにくさに貢献しています。

クイックシフトですが、シフトアップ時はアクセルをしっかり開けた状態、逆にシフトダウン時はしっかりアクセルを閉じた状態でないと、シフトがうまく入らないというのを後で知りました。一般的な話かもしれませんが、クイックシフターを扱った事がなかったのでこのことは後でディーラーさんと話をして初めて知りました。

クラッチのつながりは遠め

クラッチのつながるポイントが少し遠めでしたので、特に坂道発進等では大きめにクラッチレバーを緩めてキープしないと動力がつながらないので、少し慣れが必要かもしれません。レバーの位置は一番手前にしている状態です。

普段クラッチ操作が必要ないX-ADVを乗っている私にとって、久しぶりにクラッチ操作をした結果、かなり運転が下手になっていることが分かりました。マニュアル操作にブランクがある場合は気を付けて運転をする必要がありますね。

サスペンションが良く効いて乗り心地がいい

R1250RSはダイナミックESA(電子制御サスペンション)を装備していて、路面状態や走り方にあったサスペンションの挙動を選ぶことができます。一般的なサスペンションの場合、ちょっとしたマンホールや段差などでも、かなりの突き上げ感があったりしましたが、ESAは良い感じに振動を処理をしてくれます。

また、単なるショックの緩和にとどまらず、路面をしっかりととらえられるように働いているような感覚です。初めて乗り出した瞬間から、安心感があるように感じたのは、これらの機能の恩恵も大きいと思いました。

基本的にはRoadモードにしておけば問題ないですが、かなり柔らかめの挙動になるのでなんとなく車に乗っているような感覚になります。高速走行やスポーツ走行では固めの設定が良いと思います。

サスペンションの高さを調整できる

R1250RSはエンジンをかけた状態で、サスペンションの高さをMAX、MIN、AUTOから選ぶことができます。実際、信号待ちで停車中に、MINからMAXの状態に設定変更したところ、シートがスーッと高くなりました。私は身長170ちょっとですが、MAXで両足つま先で接地できるくらいの高さになります。X-ADVも横幅が広く、両足つま先立ちだったのですが、同じくらいの足つきです。横の強風だと辛いかもしれませんが、通常であれば怖くなく停車できるレベルです。

街乗りで、ゆったり乗っている時は、MAXだと高すぎるかもしれませんが、走行中のニーグリップ時に、足が窮屈にならないので、高速走行時や、長時間乗る時は、MAXの方が楽に乗れると感じました。

MINは路面の状態が悪かったり、雨で足つきが心配な場合には設定してあげると安心です。通常はAUTOにしていればほとんど問題がない印象です。

ヒルスタートコントロールが超便利

R1250RSはヒルスタートコントロールがついています。停車時に、右手でフロントブレーキレバーを強く握ると、ヒルスタートコントロールが働き、後輪ブレーキが握られた状態のままホールドされます。これは、傾斜がある状態で停車時に、ずっとブレーキレバーやペダルを踏んだままにしなくても、両手が離せるという超便利な代物になっています。

X-ADVも、パーキングレバーがあって、それをひくと、パーキングブレーキがかかり、坂道でもとまったままになりますが、パーキングレバーをかけたことを忘れて、そのまま発信してしまったこともあります。その時はなんか加速が悪いなっと思って、表示を確認したらブレーキがかかっていて、慌てて解除した経験があります。パーキングレバーを引いていると、ランプで知らせてくれますが、走行中にあまりメータを見ないので、気づかずに進んでしまいました。

R1250RSのヒルスタートコントロールは、ホールド状態でも、アクセルを開けて進みだそうとすると、自動的に解除されますので、ブレーキがかかったまま走らせるという懸念はありません。また、強くにぎらなければ作動しないので、意図せずホールドされてしまうこともありません。坂道発進時にはヒルスタートコントロールをうまく活用することで、クラッチーアクセル操作に集中ができるので、役に立つ機能です。

ヒルスタートコントロールが働いている時には、モニター上にHマークが表示されます。

ゆっくりした交通量に沿って流せるスピード感

R1250RSはリッター越えのバイクですので、速度が乗ってくると、どこまでも息切れすることなくスピードが伸びる恐ろしいバイクです(その分燃料も消費しますが)。しかし、60km/hくらいで、のんびり走ろうとすれば、アクセルをほとんど捻らずにのんびりと走行ができます。いやゆる3速でのオートマ状態になります。

R1250RSの低速域におけるボクサーツインの安定性はかなりのもので、低重心ゆえに全くふらつくことがありません。教習車がこのバイクであれば、一本橋はかなりのタイムが伸ばせそうです。それくらい直進を進む安定感は大きいです。

このような特性が、アクセルを開けなくても楽しめる感覚になる理由なのかなと感じました。

アクセルを開ければ押し寄せるような加速感

低速走行でも、安定して走れるR1250RSですが、ちょっとでもアクセルを開けると、後ろから押し出されるようなパンチ力はあります。ミドル域からはもちろん、低速域からも簡単に、凶暴な速度の範囲までは簡単に伸びていきます。

X-ADVと比較するのもトルクが違うのでお話になりませんが、X-ADVで追い越しをしようとすると、ガバッてスロットルを開けて、かなり回転数を高めて頑張っていく必要があり、少々パワー不足感を感じる事がありました。もちろんX-ADVも750ccもあるので、そこそこ速く軽快ではありますが、頑張って追い抜いてやっている、という感じです。

一時的なアクセル全開であれば良いですが、この状態を何度もキープするとなると、結構大変です。

一方で、R1250RSは、走っている状態からチョイっとアクセルを開けてあげれば、瞬時に爆発的な加速力を得ることができます。危険運転につながる速さを求めているのではなく、必要な時に余裕をもって対処できる、というメリットがあるのです。もし仮に変な車にあおられたとしても、一瞬で後方の点にできると思います。

力に余裕のあるバイクは、コントロールした通りにバイクが進むので、イメージにギャップが生じないため、疲れにくく、快適に走れることにつながります。なんだかんだ言ってハイオク仕様ですし、パワーは十分にあります。

リッターツインならではの鼓動感

国産のバイクは、振動も抑えられて、音も極限まで抑えられて、走れば路面から受ける振動もありますが、ある意味つくり込まれていて、非の打ちようもないもの、という感覚です。R1250RSだけに限らないと思いますが、初めて外車のバイクを乗った感覚からすると、イグニッションをONにした瞬間から、ある程度大きな振動があるので、機械が動き出したぞっていう感覚になりました。

バイクのエンジン周りの機構がいろいろと動いているさまが感じ取れるのです。これはバイク乗りには楽しいと感じれるポイントだと思います。マシンとして見ても、味がある乗り物だなと改めて感じました。

試乗する前は、運転が怖いし1時間たたないくらいで早めに返却しようと思って乗り出しましたが、無意味にも遠出したくなるようなバイクだなと感じました。結果的に、トータルで2時間くらい試乗を楽しませていただきましたし、もっと乗りたいなと思いながら返却をしました。

ハンドルなどに振動はあるが、心地よいレベル

どこかのレビューでも読んだことがありますが、ハンドルへの振動はあります。R1250RSは、スポーツの分類ですので、まるでソファーに座っているような感覚では走ることができません。気合いを入れて乗らないと、根底に巨大なパワーを抱えたバイクなので、油断はできないバイクです。

5000回転を超えたあたりで、だいぶハンドルの振動とミラーも少しぶれるようになります。ですが我慢できないレベルではなく、リッターエンジンが足元で高速にボクシングをしている状態なので許容範囲だと思います。

そんな中でも、振動が心地よいな、走っていて楽しいな、と感じれるのは、仕上がりがとてもよいバイクだからだと思います。

グリップヒーターは手袋の上からでもしっかり暖かい

R1250RSのグリップヒーターは2段階で温度設定できます。X-ADVは5段階で指定できますが、真冬の5か、秋口で峠に入って手が冷たいっていうときの3くらいしか使ったことがありませんので、5段階は細かすぎると思います。したがって、全然2段階で問題ないと思います。

今回、それほど寒くもなかったので、1で設定して乗ってみましたが、R1250RSの1は、冬用グローブをしていても、ほんのり暖かさが中まで伝わってきたので、とてもパワーがあるグリップヒーターだなと感じました。

グリップヒーターをONにしてからあったまるまでの時間もとても早いと思います。しっかり計測はしていませんが、体感的に3分くらいで80%くらい温まってきます。高速道路ではトンネルを抜けたらいきなり寒いことがあるので、グリップヒーターの立ち上がりの早さはとてもありがたいですね。

シャフトドライブ特融の横に振られる現象はごく僅か

信号待ちで、少しアクセルを開いた時に、若干右側に振られる感じはありました。シャフトドライブ特有のこの挙動は、昔よりは軽減されたと思いますが、やはりシャフトドライブである限りはゼロにすることは難しそうです。

ただ、ほぼ気にならないくらいのレベルなので、普通に街中を走行時には、横に振られて乗りにくいといったことは全くありませんでした。普段使いでそこまでいきなり大きく開けることは稀なので問題ありません。

逆に、チェーンドライブとは違い、アクセルワークがダイレクトに伝わるので、一度シャフトドライブを体感するとはまってしまうかもしれません。

アクセルも軽く操作できる

X-ADVで高速道路を100km/hくらいの速度で走っている際、アクセルをまあまあ開ける必要がありますが、このまま1時間くらいキープしていると、握力が弱くなってきて、手首がつかれてきます。

R1250RSはアクセルを軽い力でひねることができます。高速道路ではクルーズコントロールとの併用で操作する頻度は減りますが、普段街乗りであっても軽い力でアクセル操作できるのは、疲労感の軽減に影響すると思います。

長距離のライディングが考えられているメーカーならではだと感じました。

bremboブレーキはとても効く

R1250RSはbremboを装備しています。はじめてbremboのブレーキを搭載したバイクに乗りましたが、なるほどブレーキの利きがとても優秀です。高速域から一気に減速しても、ABSも影響してか、怖くない感じで速やかにぐっと速度が落ちていきます。ロックして怖いっていう感じではないが、しっかり減速できる安心感があります。

減速で1つあげるとしたら、R1250RSはエンジンブレーキがとてもしっかり作用します。アクセルを戻すとみるみるうちに速度が落ちて来ます。このため停止までに余裕があればエンジンブレーキだけでほとんどカバーでき、ブレーキは急制動時や停車時の完全停止するちょい前しか使いません。ブレーキパッドもあまり消耗しないような気がしています。実際にディーラーさんに聞いても頻繁に交換する必要はないとのことでした。

走っていると周りが気を使ってくれる

試乗なので、R1250RSのパワーに慣れずふらふらしていたのかもしれませんが、早そうなバイクが横をすり抜けて行ったり、車が前に車線変更で入ってきたりということもなかったです。BMW特有のオーラが出ているのかもしれませんが、周りのバイクや車が気を使ってくれる感じがします。

周りに存在感を出しながら、一定の距離をとってもらえるのは、ある意味事故防止にもなるのでよいですね。

信号待ちでニュートラルから1速に入れた時のカシャンの振動が楽しい

1速に入れた時のカシャンの振動がそれなりに大きいです。大型バイクだからか、中型バイクでも同じくらいなのか、長くMT車を乗っていなかったので忘れましたが、これから動き出すんだっていう感じが伝わってきて楽しいですね。

このカシャンのタイミングが好きという方は他にもいらっしゃるのではないでしょうか?

ウィンカーボタンが遠く、操作がしずらい

BMWのバイクは共通かもしれませんが、左手のグリップハンドルに、メニューのジョグダイヤルのようなものがついているので、若干ウィンカーボタンを操作するのに、指を伸ばす必要があります。手が小さくて半クラもしている場合はウィンカーに届かないのではないでしょうか?

あと、ウィンカーボタンを押したとか、スライドしたっていうアクションが小さいので、ウィンカーが点灯したか消えたか毎回気になりました。

ウィンカーの自動キャンセル機能もありますが、状況によってはキャンセルされない場合もあるので、作動後は、ちゃんと消えたか確認した方が良いかもしれません。また、ウィンカーを点灯して決まった距離を走ると自動でキャンセルされるので、交差点のあまりにも手前からウィンカーを付けていると、交差点に進入した時には消えていることが多いです。本来は良くないですが、右左折の直前で点灯するように気を使います。

サイドスタンドの位置がかなり前にあるので戸惑う

X-ADVのサイドスタンドがかなり短めだったからか、R1250RSのサイドスタンドが長いので、スタンドを出すときも、しっかり降ろさないといけないです。また、前の方に格納されるので、足を延ばして出してあげる必要があります。ただ、ESAで高さをMAXにしていたので、余計に遠く感じたのかもしれません。

ただし、慣れてしまえば、それほど大きな問題でもないと思います。サイドスタンドのスプリングも強めですので、足が引っ掛かればスプリングの反動で容易に出す事ができます。

リアブレーキが利きすぎるのか、ABSの介入が早い

ABSは、かなり早めに介入されます。結構速いスピードで、後輪ブレーキを少し強めに踏み込んだだけでも、グググっと引っ張るような感触があったので、bremboのブレーキが利きすぎるのも影響しているかもしれませんが、ABS作動がわかりやすいです。

まあ、高トルクのバイクなので、このくらい安全よりであった方が間違いないと思いますので、これもマイナス評価にはなりませんでした。逆に効いていることがわかったので安心しました。

結論:R1250RSはどんな道を走っていても楽しい

宣伝文句にある「駆け抜ける喜び」ではありませんが、どんな道の状況でも走っていて楽しいと思えるバイクだと感じました。改めて、洗練されたボクサーツインに電子制御がモリモリに積まれていて、バイクの完成度の高さを感じました。

  • R1250RSのリッターボクサーツインは低速から高速まで乗っていて楽しい
  • ダイナミックESAやbremboブレーキにより怖くないトルクとパワー
  • クルーズコントロールやヒルスタートコントロールで快適装備も充実
  • シャフトドライブ駆動でパワーロスの少ないダイレクトな加速
  • 高級なバイクではありますが、バイクライフを楽しむ目的からすると、選択して間違いはない一台ではないかと思います。ここまで、R1250RSを試乗して思ったこと、感じたことを書いてきました。

    個人的な感想になりますので、乗る人によっては様々な意見もあると思いますが、バイクを選ぶうえでの参考として、読んでいただければ幸いです。

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