国産バイクしか乗ったことないおじさんがBMW R1250RSに乗って思ったこと

バイクの記事一覧

今回は大型中型を問わず、国産バイクしか乗ったことがないおじさんライダーが、BMWのR1250RSに2時間程度試乗して、思ったことや感じたことを書いています。

この記事は、以下のような方向けの記事です。

  • BMWのバイクに興味のある方
  • 乗るバイクを選択中の方
  • R1250RSに興味のある方
  • ロングツーリング可能なバイクを探している方
  • バイクにある程度の快適性を求めている方
  • 速くて元気のよいバイクを探している方
  • 広告

    スマートキーが便利

    R1250RSはスマートキータイプのバイクになります。

    したがって、バイクのカギをいちいち出さなくても、身に着けていれば、スイッチONが可能です。

    私が現在乗っているX-ADVもスマートキータイプですので、持っていればエンジンをかけることができます。

    スマートキータイプのバイクの方が、値段が高くなりますが、私はスマートキー派です。

    というのも、以前乗っていたCB400SFのイグニッションキーがカギ穴とうまくかみ合わなくなったことがあります。

    かなり年式が経っているバイクであったことも影響していますが、鍵穴に差し込んで、上に持ち上げるようにして回さないと、ONにできない、という不具合が出てしまいました。

    おそらく頻繁に鍵の抜き差しをしていたので、鍵のギザギザが消耗して合わなくなってしまったのではないか、と考えています。

    また、雨の日などにも、濡れた鍵穴に差し込んだりするので、鍵穴が錆びたりすることも懸念しています。

    気にする必要がない部分かもしれませんが、屋外にさらされる部分になるので、鍵穴がない方がいいなっと思っているのです。

    国産バイクと比べて元気な排気音

    X-ADVの排気音がかなりジェントルなのもありますが、過去に乗ってきた国産のノーマルバイクと比べても、R1250RSはとても元気な排気音がします。

    単純に音が大きくてうるさいというわけではなく、今すぐにバイクに乗って出かけたくなるような、気持ちを駆り立てるような排気音です。

    アイドリング時や低速域、ある程度の高回転域によっても、音のフィーリングが変わるので、実際に走り出してからもかなり楽しいバイクです。

    音の元気が良いので、音によって回転数が大体わかるので、タコメーターを見る必要がほとんどありません。

    もちろん走行時にメーターをじっくり見ているのは大変危険です。

    シフトアップも、急いでシフトアップをしなきゃってことが全然なく、3速にいれておけば、街中での加速、減速に合わせて走らせてあげるだけでよく、音やフィーリングを楽しむ余裕があります。

    辛くない程度の前傾姿勢

    アドベンチャーバイクのような、直立な姿勢と比較すると、R1250RSはスポーツバイクのジャンルになりますので、ある程度の前傾にはなります。

    アメリカンやゴールドウィングのようなバイクを乗っていた方からすると、慣れるまではかなり大変かもしれません。

    私のX-ADVもほとんど、直立な姿勢のため、結構姿勢がつらいかな、と思って覚悟して乗りました。

    結果的には、2時間くらいの乗車時間でしたが、許容できるレベルで、ほとんど疲れもなかったです。

    ただ、出力が大きいバイクなので、終始緊張して走っていたので、気持ち的には少し疲れました。

    スーパースポーツを普段乗られている方から見れば、何を言ってるんだレベルですが、アドベンチャー型のゆったりしたバイクからすると、かなりのチャレンジなのです。

    R1250RSの前傾姿勢も、スーパースポーツの下向きのセパハンよりは楽、バーハンドルのネイキッドバイクよりは少し攻めた感じです。

    R1250RSのハンドルバーはセパハンですが、高速走行をメインとして考えると、このくらい前傾になってないと、風圧に耐えられないですし、これくらい前傾の方がちょうどよいと思います。

    ハンドルが遠いというネットの声も読んでいたので、腕を伸ばさないと辛いかなと思いましたが、身長が175前後であれば、腕を自然に伸ばした位置にハンドルがあるので、遠く感じることもありませんでした。

    クラッチが軽い

    R1250RSは、クラッチレバーがとても軽く握れるようにできています。

    昔のハーレーなどはクラッチレバーがとにかく重いので、渋滞にはまると、左手がしびれてどうしようもない、という話を聞きますが、R1250RSのクラッチレバーは、400ccの中型か、250ccクラスのクラッチと同じ感覚です。

    ニュートラルから1速に入れる際は、クラッチを握る必要がありますが、楽に握ることができます。

    これくらいであれば、万一渋滞などでストップ&ゴーが繰り返しになっても、ある程度は楽に操作ができます。

    握力に自身のない方や、女性のライダーさんでもバイクの大きさや重量が扱えれば、クラッチ操作は全然問題ないと思います。

    シフトペダルは軽くしっかりと入っていく

    R1250RSはクラッチレバーの操作なしでシフトのアップ・ダウンができるような機構が備わっていますが、シフトペダルもスコンスコンと軽快に入っていきます。

    昔に乗っていたSV1000Sは、クラッチを握ってもシフトがうまく入らなくて足が痛くなったり、無理やりシフトアップをして、バーが当たる部分の靴が剥げてしまったりしたことがありますが、このバイクは軽快に入っていきます。

    この辺りも長時間乗ることを考えてもストレスは極めて少ないと思います。

    出発時はアクセルを開け気味でクラッチをつないだ方が安心

    ある程度パワーのあるバイクですが、上り坂でのスタートだったり、平地でのスタートであっても、ある程度は回転数をあげつつ、クラッチをつないであげたほうがよさそうです。

    試乗だったので、クラッチの当たり具合は完璧に把握はできませんでしたが、エンストを起こす危険よりは、スロットルを開けてあげた方が安心ですので、慣れるまでは、そのようにした方が良いと感じました。

    サスペンションの挙動ががちょうどいい

    R1250RSはダイナミックESA(電子制御サスペンション)を装備していて、路面状態や走り方にあったサスペンションの挙動が可能です。

    通常のサスペンションの場合、ちょっとしたマンホールの段差などでも、かなりの突き上げ感があったりしましたが、ESAは良い感じに抑えてくれます。

    また、単なるショックの緩和にとどまらず、路面をしっかりととらえられるように働いているような感覚になります。

    初めて乗り出した瞬間から、安心感があるように感じたのは、これらの機能の恩恵も大きいと思いました。

    サスペンションの高さを調整できる

    エンジンをかけた状態で、サスペンションの高さをMAX-MINを変更できます。

    実際、信号待ちで停車中に、MINからMAXの状態に設定変更したところ、シートがスーッと高くなりました。

    私は身長170ちょっとですが、MAXで両足つま先で接地できるくらいの高さになります。

    X-ADVも横幅が広く、両足つま先立ちだったのですが、同じくらいの足つきです。

    横の強風だと辛いかもしれませんが、通常であれば怖くなく停車できるレベルです。

    街乗りで、ゆったり乗っている時は、MAXだと高すぎるかもしれませんが、走行中のニーグリップ時に、足が窮屈にならないので、高速走行時や、長時間乗る時は、MAXの方が楽に乗れると感じました。

    ヒルスタートコントロールが超便利

    R1250RSはヒルスタートコントロールがついています。

    停車時に、右手でフロントブレーキレバーをぐっと握り込むと、ヒルスタートコントロールが働き、後輪ブレーキが握られた状態のままホールドされます。

    これは、傾斜がある状態で停車時に、ずっとブレーキレバーやペダルを踏んだままにしなくても、両手が離せるという超便利な代物になっています。

    X-ADVも、パーキングレバーがあって、それをひくと、パーキングブレーキがかかり、坂道でもとまったままになりますが、パーキングレバーをかけたことを忘れて、そのまま発信してしまったこともあります。

    その時はなんか加速が悪いなっと思って、表示を確認したらブレーキがかかっていて、慌てて解除した経験があります。

    パーキングレバーを引いていると、ランプで知らせてくれますが、走行中にあまりメータを見ないので、気づかずに進んでしまいました。

    R1250RSのヒルスタートコントロールは、ホールド状態でも、アクセルを開けて進みだそうとすると、自動的に解除されますので、ブレーキがかかったまま走らせるという懸念はありません。

    また、強くにぎらなければ作動しないので、意図せずホールドされてしまうこともありません。

    これは試乗していてほんとに便利でした。

    ゆっくりした交通量に沿って流せるスピード感

    R1250RSはリッター越えのバイクですので、速度が乗ってくると、どこまでもスピードが伸びる恐ろしいバイクです。

    しかし、60km/hくらいで、のんびり走ろうとすれば、アクセルをあおらなければ、のんびり走行も楽にできます。

    3速でのほぼオートマ状態です。

    やはりボクサーツインの低重心バイクなので、低速で進んでいても安定感はばっちりで、どこまでもまっすぐに進んでくれます。

    ストリートファイター系のバイクのように、バイク自身が回せ回せと働きかけてくるような挙動もないので、ジェントルな面も持ち合わせたバイクです。

    必要時には押し寄せるような加速感

    低速走行でも、安定して走れるR1250RSですが、ちょっとでもアクセルを開けると、後ろから押し出されるようなパンチ力はあります。

    ミドル域からはもちろん、低速域からも簡単に、凶暴な速度の範囲までは簡単に伸びていきます。

    X-ADVと比較するのもトルクが違うのでお話になりませんが、X-ADVで追い越しをしようとすると、ガバッてスロットルを開けて、かなり回転数を高めて頑張っていかないと、追い越しが追い付かない感じでした。

    もちろんX-ADVも750ccもあるので、そこそこ速く軽快ではありますが、頑張って追い抜いてやっている、という感じです。

    一時的な開閉であれば可能ですが、この状態をキープするとなると、結構大変です。

    一方で、R1250RSは、走っている状態からチョイっとアクセルを開けてあげれば、瞬時に爆発的な加速力を得ることができます。

    危険運転につながる速さを求めているのではなく、必要な時に余裕をもって対処できる、というメリットがあるのです。

    仮に変な車にあおられたとしても、一瞬で後方の点にできると思います。

    力に余裕のあるバイクは、心身ともに疲れにくく、快適に走れることにつながります。

    さすが、ハイオク車ですね。

    マシン(機械の集合体)だと認識させる鼓動感

    国産のバイクは、振動も抑えられて、音も極限まで抑えられて、走れば路面から受ける振動もありますが、ある意味つくり込まれていて、非の打ちようもないもの、という感覚です。

    R1250RSだけに限らないと思いますが、初めて外車のバイクを乗った感覚からすると、イグニッションをONにした瞬間から、機械が動き出したぞっていう感覚になりました。

    バイクに積んでいるさまざまな機構が動いているさまが感じ取れるような感覚になります。

    特に、走っていると強く感じます。

    マシンとして見ても、味がある乗り物だなと改めて感じました。

    試乗する前は、怖いし1時間たたないくらいで早めに返却しようと思って乗り出しましたが、無意味にも遠出したくなるようなバイクだなと感じました。

    結果的に、トータルで2時間くらい試乗を楽しませていただきましたし、もっと乗りたいなと思いながら返却しました。

    ハンドルなどに振動はあるが、心地よい

    どこかのレビューでも読んだことがありますが、ハンドルへの振動はあります。

    R1250RSは、スポーツの分類ですので、まるでソファーに座っているような感覚では走ることができません。

    気合いを入れて乗らないと、根底に巨大なパワーを抱えたバイクなので、油断はできないバイクです。

    バイクのクラッチ操作も久しぶりでしたので、試乗中は結構緊張して乗っていました。

    そんな中でも、やはり心地よい振動だな、走っていることが実感できるバイクだな、と感じれるのは、仕上がりがとてもよいバイクだからだと思います。

    停車時、ファンが回りだすと少しうるさい

    試乗した当日の外気温は15度くらいでしたが、10分経たないくらいで、かなり水冷のファンが高回転し始めます。

    信号待ちで停車しているときは、結構ファンの回転する音が元気よく聞こえます。

    そうはいっても、うるさくてどうしようもならないレベルではなく、よく機能している音がするんだと思います。

    X-ADVとも発熱量が全然異なるので比較の対象にはなりませんが、それでもX-ADVが静かだったんだなということに気が付きました。

    グリップヒーターは手袋の上からでもしっかり暖かい

    R1250RSのグリップヒーターは2段階で温度設定できます。

    X-ADVは5段階で指定できますが、真冬の5か、秋口で峠に入って手が冷たいっていうときの3くらいしか使ったことがありませんので、5段階は細かすぎると思います。

    したがって、全然2段階で問題ないと思います。

    今回、それほど寒くもなかったので、1で設定して乗ってみましたが、R1250RSの1は、冬用グローブをしていても、ほんのり暖かさが中まで伝わってきたので、とてもパワーがあるグリップヒーターだなと感じました。

    温まる早さは、今回1でセットしたので、気が付いたら温まっていたという感じです。

    2にしたらどれくらい温まるのかもテストすれば良かったなと思いました。

    アクセルを開いた時、シャフトドライブ特融の横に振られる現象はやや残る

    信号待ちで、少しアクセルを開いた時に、右側に振られる感じはありました。

    シャフトドライブ特有のこの挙動は、昔よりは軽減されたと思いますが、やはりシャフトドライブである限りはついて回るようです。

    普通に街中を走行時には、横に振られるから乗りずらいとかもありませんでした。

    チェーンドライブでは得られない、アクセル開閉のダイレクト感を感じ取れるのは、シャフトドライブのメリットかもしれません。

    アクセル操作も軽い

    X-ADVで高速道路を100km/hくらいの速度で走っている際、アクセルをまあまあ開ける必要がありますが、このまま1時間くらいキープしていると、握力が弱くなってきて、手首がつかれてきます。

    アクセルをひねる力も、軽くはなかったのですが、R1250RSはアクセルが軽い力でひねることができます。

    この軽さは、小さい部分かもしれませんが、長距離で乗っていると影響してくると思います。

    ブレーキの利きがめちゃくちゃよい

    R1250RSはbremboを装備しています。

    私ははじめてbremboのブレーキを搭載したバイクに乗りましたが、ブレーキの利きが優秀です。

    高速域から一気に減速しても、ABSも影響してか、怖くない感じで速やかにぐっと速度が落ちていきます。

    ロックして怖いっていう感じではないが、しっかり減速できる安心感があります。

    走っていると周りが気を使ってくれる

    試乗なので、慣れた感じには見えないと思いますが、R1250RSで走っていると、早そうなバイクが横をすり抜けて行ったり、車が前に車線変更で入ってきたりということもなかったです。

    BMW特有のオーラが出ているのかもしれませんが、周りのバイクや車が気を使ってくれる感じがします。

    走行中に幅寄せとか、他の車を寄せ付けないのは、ある意味事故防止にもなるのでよいですね。

    信号待ちでニュートラルから1速に入れた時のカシャンの振動が楽しい

    1速に入れた時のカシャンの振動がそれなりにあります。

    大型バイクだからか、中型バイクでも同じくらいなのか、長くMT車を乗っていなかったので忘れましたが、これから動き出すんだっていう感じが伝わってきて楽しいですね。

    ウィンカーボタンの操作がしずらい

    BMWのバイクは共通かもしれませんが、左手のグリップハンドルに、メニューのジョグダイヤルのようなものがついているので、若干ウィンカーボタンを操作するのに、指を伸ばす必要があります。

    あと、ウィンカーボタンを押したとか、スライドしたっていうアクションが小さいので、ウィンカーが点灯したか消えたか毎回気になりました。

    ウィンカーの自動キャンセル機能もありますが、状況によってはキャンセルされない場合もあるので、作動後は、ちゃんと消えたか確認した方が良いかもしれません。

    サイドスタンドの位置がかなり前にあるので戸惑う

    X-ADVのサイドスタンドがかなり短めだったからか、R1250RSのサイドスタンドが長いので、スタンドを出すときも、しっかり降ろさないといけないです。

    また、前の方に格納されるので、足を延ばして出してあげる必要があります。

    ただ、ESAで高さをMAXにしていたので、余計に遠く感じたのかもしれません。

    慣れてしまえば、それほど大きな問題でもないと思います。

    リアブレーキが利きすぎるのか、ABSの介入が早い

    ABSは、かなり早めに介入されます。

    結構速いスピードで、後輪ブレーキを少し強めに踏み込んだだけでも、グググっと引っ張るような感触があったので、bremboのブレーキが利きすぎるのも影響しているかもしれませんが、ABS作動がわかりやすいです。

    まあ、高トルクのバイクなので、このくらい安全よりであった方が間違いないと思いますので、これもマイナス評価にはなりませんでした。

    R1250RSはどんな道を走っていても楽しい

    宣伝文句にある「駆け抜ける喜び」ではありませんが、どんな道の状況でも走っていて楽しいと思えるバイクだと感じました。

    改めて、洗練されたボクサーツインに電子制御をもりもりにして、完成させたバイクのすごさを感じました。

    高級なバイクではありますが、バイクライフを楽しむ目的からすると、究極の選択になる一台ではないかと思います。

    ここまで、R1250RSを試乗して思ったこと、感じたことを書いてきました。

    個人的な感想になりますので、乗る人によっては様々な意見もあると思いますが、バイクを選ぶうえで1つの参考として読んでいただければ幸いです。

    タイトルとURLをコピーしました