私がコーヒーミルを使う機会が来るなんて思いもしませんでした。
私は普段、コーヒーを飲まない日は無いくらい、毎日飲みます。コロナが騒がれる前、通勤していた時は、職場近くのコンビニで、コーヒー飲料を買って飲んでいました。今ではリモートワーク中心になり、コンビニに行くにも、ある程度距離がある為、毎回飲み物を買いに行くのも手間なので、家でコーヒーを淹れて、飲むようになりました。
そうしているうちに、
「せっかくコーヒーを飲むのだから、美味しくいただきたい」
というその気持ちが強くなり、自分好みのコーヒーが楽しめるように、少しずつコーヒー関連の持ち物が増えていきました。そんな中で、今回は、コーヒーをよりおいしく楽しむためのコーヒーミルについて書いています。さらに、私が普段使っているsnow peakのコーヒーミルである、フィールドバリスタ ミルについて触れていきたいと思います。
この記事のターゲットとしている方は以下のような方になります。
そもそもコーヒーミルとは
コーヒーミルとは、コーヒー豆を挽くための器具です。別名、コーヒーグラインダーとも言います。
コーヒーミルは、インスタントコーヒーのように直接お湯を注いで飲むのではなく、コーヒーの粉からコーヒーを淹れるために、コーヒー豆を挽いて粉上にするためのものです。コーヒーの粉について、私がやらかした笑い話があります。私が中学生くらいの時に、買い物の手伝いでインスタントコーヒーを買ってくるはずが、間違ってコーヒーの粉を買って帰った事がありました。コーヒーの粉=インスタントコーヒーだと思っていたのです。
当時はコーヒーをまったく飲まなかったのでスーパーマーケットでコーヒーの棚から適当に粉になっている物を選んで買って帰りましたが、それがインスタントコーヒーではなく、コーヒー豆が粉上になっているものだったのです。
インスタントコーヒーはお湯に溶けますが、コーヒーの粉はどうやってもお湯には溶けないですね。
コーヒーミルを使うメリット
コーヒーにこだわらず、単にコーヒーを飲むだけであれば、インスタントコーヒーが一番お手軽ですし手間なくおいしく飲むことができます。しかし、単純に飲むだけではなく、コーヒー特有の苦みや酸味といった味や、風味をしっかり楽しむなら、毎回、飲むタイミングの直前にコーヒー豆を挽いて、淹れる必要があります。
インスタントコーヒーでは、コーヒー豆の特徴までをしっかり楽しみながら味わうという事が難しく、開封してから時間が経つと風味が損なわれていってしまうからです。
ここからは、コーヒーミルを使うメリットをいくつかあげていきます。
コーヒー豆状で保管することで風味や鮮度が長持ち
コーヒーには鮮度があり、空気に触れて時間が経つと、特徴的な香りや風味がだんだん損なわれていきます。特に粉状のものは、買って封を開けたら早めに淹れて飲んでいった方が、本来の香りや風味が楽しめます。しかし、なかなか早めに飲み切ることは難しいと思います。
少量の100gや200gで購入すれば、鮮度もカバーできますが、買いに行く手間とかもありますね。コーヒー豆の場合も、同じように時間が経てば風味が薄れますが、飲む時に粉にすることで、すべてが空気にさらされていないので、粉の状態で保管するよりは香りや風味が維持できます。
開封後コーヒー豆を保管する場合、商品パッケージを再利用してそのまま輪ゴムなどでとめて保管する事をやりがちなのですが、これはコーヒー豆に対して最悪の状態です。できるだけ空気に触れないように、コーヒーキャニスターという保管容器に入れて保管するのが良い方法です。
挽いたコーヒー粉の粗さを変えられる
コーヒーミルを使うことで、豆を挽いた時の、粉の粗さ加減を変えることができます。同じ豆でも、荒く挽くと、コーヒーを淹れた時に軽めの抽出になり、細かく挽くと、しっかり目に濃く入ります。気分や体調、飲みたい時の気持ちによって、豆を挽くときに粗さを変えれば、味のキャラクターを変えられるので、一種類の豆で、いろいろ楽しめるのです。
コーヒー粉自体を買う場合は、粉の状態は決まっていますので、味や風味に変化を付けたい場合には、お湯の温度を変えるか、粉の量の増減でしか変化を付けられないのです。
コーヒーを淹れる前準備が楽しい
単純にコーヒー粉を買ってきてお湯を注げば、抽出はできますが、それだと飲むための単なる作業になります。コーヒー豆を挽く事は少しめんどくさいかもしれませんが、美味しく飲むために挽き方や粗さ加減を変えたり、挽いている時の香りを楽しむと考えれば、考え方が変わります。
私もそうなのですが、男性の中には凝り性な人もいらっしゃると思います。今日はこうできたけど、今度はこうやってみたらどう変化するだろうといった考え方で変化を付けていくと、良い趣味が一つ増えたことになります。おいしいコーヒーを淹れるためにあれこれ考える時間が楽しくなります。
コーヒーを淹れていると家中にコーヒーの香りが漂います。うまく淹れることができるとなかなか良い香りがたちますので、家族間でもコーヒーを媒介にしてコミュニケーションが増えるきっかけにもなります。
コーヒーミルを使うこと=豆選び
コーヒー専門店に行くと、種類が多すぎてどれがよいか選べないくらい、各国のたくさんの豆が売られています。その豆をさらに、好みの加減に焙煎してもらうのですが、コーヒー豆の種類x焙煎具合はほぼ無限大です。その中から、お気に入りの豆を見つける楽しみがあるので、ミルを使って豆からやってみた方が、断然楽しいです。
コーヒーミル選びのポイント
ここからは、沢山のコーヒーミルがある中で、なぜsnow peakのフィールドバリスタ ミルを使っているかを書きながら、ミル選びのポイントを書いていきます。
キャンプなど野外で使わないのなら、屋内専用のでOk
まず第一に、家で使うだけであれば、家庭用の一般的なコーヒーミルで良いと思います。その方が量も多く豆を挽くことができると思います。沢山飲む方や、夏にアイスコーヒーとかにして、量を飲みたい場合は屋内専用のコーヒーミルがおすすめです。
こちらは屋内用の卓上で使うコーヒーミルですが、コーヒー豆を入れる部分が大きいので、一度にたくさんコーヒーを淹れることが可能です。また木目でシックなデザインなので、未使用時にも部屋に置いておくだけでおしゃれな感じがします。
キャンプや屋外でコーヒーを飲みたいなら、アウトドアに対応しているものを使う
一方で、屋外でも美味しいコーヒーを飲みたいとか、キャンプで使いたい場合は、アウトドアに対応しているコーヒーミルを選ぶのが良いです。
私はバイクでツーリングに行くときに、行った先でコーヒーを飲むのが楽しみですので、こちらのタイプのコーヒーミルを持ち歩いています。
丈夫で機能的であること
コーヒーミルは、豆を挽く時に、かなりハンドルに力がかかります。あと、特にアウトドア用のものは、外に持ち出すので壊れにくい造りである必要があります。ポイントは、ねじ止めが多かったり、外れるパーツが多いほど、強度が落ちるので、シンプルな構造で使いやすそうか、実際に触ってみるのがおすすめです。
ネットで購入するのもよいですが、一度は実物を手にとって使いやすいか、手入れはしやすいか、実物を見た方が間違いないです。
粉の粗さが調整できること
先ほど書きましたが、コーヒーミルの特徴である、粉の粗さを調整できるかは、確認が必要なポイントです。安いコーヒーミルや、電動のコーヒーミルの場合、粗さが一定で選択できなかったりしますので、この点も注意して決めたいです。
電動か手動か
家庭用のコーヒーミルには、電動タイプのもありますが、電動は挽くのが早すぎてコーヒー豆への当たりが強く、余計な熱が伝わり、コーヒー豆の本来の良さに影響します。また、高速で豆を挽くので静電気が発生しやすく粉がくっついて取れにくいといったこともあるようです。
手動タイプのものは面倒かもしれませんが、この面倒なこともコーヒーを楽しむ時間だと考えて、手でゴリゴリとコーヒー粉に仕上げていきましょう。
snow peakのコーヒーミルはおうちコーヒーにも最適
snow peakのフィールドバリスタ ミルは、頑丈さ、機能面、使いやすさの面で、全て考慮されている製品だと思います。アウトドア目的のコーヒーミルですが、私は仕事の合間とか、家でも使っています。
コンパクトで場所を取らず、手軽にコーヒーを挽くことができるので、少人数であれば、アウトドアのものを家庭で使うのは理にかなっていると思います。
使い方や使う場所を考えてコーヒーミルを選ぶ
以上、コーヒーミルについて、書いてきました。
良い豆であっても、最適な挽き加減があると思いますし、同じ豆で毎日コーヒーを淹れていても、微妙に味や香りが違ったりします。まだまだ淹れ方にもムラがあるんだろうな、と思いながら、そのような変化も楽しみつつ、コーヒータイムを楽しんでいます。