バイク乗り視点で、各地のツーリングスポットに関する記事を書いています。今回は新潟編の1回目になります。
私の場合、新潟へは関越自動車道を使って、東京方面から向かっていきます。かってに湯沢インターが新潟への玄関口のようなイメージを持ってしまってますが、湯沢周辺はもちろん、インターから離れた場所にも、魅力的なツーリングスポットが多いことを再認識しました。
今回は、湯沢インターから割と近くて、短時間で立ち寄る事のできるスポットを4つあげたいと思います。ただし、近いと感じる感覚には個人差がありますので、あらかじめご承知ください。
この記事は、以下のような方向けの記事です。
清津峡~川を挟んで切り立つ巨大な岩壁・清津峡渓谷トンネルのアートの世界観
まずは清津峡から行きます。
行くまで知らなかったのですが、清津峡は日本三大峡谷の一つなのですね、実際に切り立つ岸壁を目の前にして、その迫力に圧倒されました。
清津峡の主な見どころとしては、清津川の景色と切り立つ巨大な岸壁、そしてインスタ映えする清津峡渓谷トンネルのアートの世界観になると思います。
清津峡までのアクセスは、湯沢インターを降りて、国道353号線を山を登る感じで進めば到着しますので、比較的バイクでも行きやすい場所にあります。そこまで峠道でもないので、バイクに慣れてきた初心者ライダーの方でもツーリングスポットとしてもちょうどよいと思います。
清津川~清津峡渓谷トンネルまでの清津川の流れや音に癒される
清津峡の駐車場から、清津峡渓谷トンネルに向かって、清津川沿いに遊歩道が整備されています。
岸壁だけでも迫力がありますが、川と組み合わさることでとても絵になりますよね。私は基本的にデスクワークで家に缶詰なので、こういう場所にきて、自然のパワーを感じるのがとてもリフレッシュになります。もちろんバイクでここまで来ることも含めて。
紅葉シーズンにもぜひ来てみたいと思える場所です。
清津峡渓谷トンネル~大迫力の岸壁とアート性の見せ方に魅了される
清津川沿いの遊歩道を向かって到着するのが、清津峡渓谷トンネルです。
トンネル入り口の壁に、入坑料と案内が書かれています。全長750mで、見晴所が3か所あるのと、パノラマステーションで足をとめてみたりしていると、往復で30~40分くらいかかります。
トンネルを入ってしばらく進むと、あるところを境に、一気に気温が涼しくなりますので、一枚多く羽織れるものを持って行った方がよいと思います。バイクのツーリングジャケットをそのまま着て入ってもちょうどよいくらいだと思います。固めのツーリングブーツだともしかしたら歩き疲れてしまうかもしれません。
清津峡渓谷トンネルの中は、かなり暗いです。
また、照明にもカラーのカバーをかけているので通路の色が変わるんですが、緑色はだいぶホラーですね、、閉所恐怖症や暗い場所が苦手な方はお気をつけください。
清津峡渓谷トンネルの見晴所のアートはトンネルの形状をうまく利用している
清津峡渓谷トンネルの見晴所のアートはネット上の様々なSNSにも写真が載っていて見ることができるほど有名ですね。
第二見晴所の真ん中がお手洗いにする発想もなかなかですね。また、外側の白黒の模様もリニューアルでこのようになったとか。少しずつ変化させていくやり方も、観光としての見どころになりますね。
見晴所からのぞく岸壁となんとなくマッチしていて、不思議な空間だなと感じました。いろいろなものをたくさんごてごてと追加したりしなくても、シンプルに表現が可能なのですね。
また、第三見晴所は、第二とは雰囲気が違っていて、近未来的な雰囲気ですね。外に見える岸壁との組み合わせが面白いです。下に置いてあるテーブルのようなオブジェがあるから、一体感があるんですね。トンネルの形状をうまく利用しているなと感じます。
清津峡渓谷トンネルの最大の見どころ~パノラマステーション
清津峡渓谷トンネルの最大の見どころは、なんといってもパノラマステーションですね。
床にも水が張ってあり、奥に見える岸壁と青空をそのまま反転して映し出してくれます。さらに、天井もミラー効果になっていて、全体が反転して映るんですね。見晴所をこのような形で表現した点がすごいですね。
写真の通り、両端が少し浅くなっていて、人が歩いて奥まで進むことができます。
滝が見える場所でも、このようなリフレクション効果のある場所があれば、写真映えしそうだなと感じました。
清津峡への行きやすさ
清津峡へは湯沢ICをおりて、国道17号を新潟方面へ進み、国道353号入口からしばらく道なりに進みます。清津峡の案内があるので左折してまた道なりに進むと、駐車場が見えてきます。
有名な観光地なので案内係の方も土日であればいらっしゃってしっかり案内をしてくれます。
清津峡のお手洗いの整備状況
清津峡のお手洗いの整備状況ですが、清津峡第1駐車場付近の清津川沿いにお手洗いが用意されています。ただし、それほど大きなお手洗いではないので、紅葉シーズンとか景色が良い時にはとんでもなく混みそうですね。。
また、清津峡渓谷トンネル内第二見晴所にもお手洗いはありますが、アートも兼ねているので、あくまで緊急用としてみた方が良いかもしれません。
清津峡のバイク駐車場の整備状況
清津峡にはバイク専用の駐車スペースの確保はなさそうです。自家用車の一般駐車場の脇にあるスペースにバイクを駐車するように案内されました。
案内係の方も、バイクの駐車案内は慣れていなかったようで、結構詰め詰めで停めるような指示をするので、何も考えないで停めると、他のバイクが出られなくなる可能性もあるので、周囲を確認して停めるようにしましょう。
基本的にはしっかり舗装されているので、サイドスタンドが地面に埋まるおそれもないので安心です。
まとめ:清津峡は写真映えスポットもあって絶景も楽しめる気持ちの良い場所
清津峡渓谷の個人的評価になります。
難しい峠道もなく、比較的アクセスがよいので、気持ちよく観光ができる場所ですが、人気の観光地なので、バイクの駐車スペースは少しでも確保されていると停めやすいなと感じました。
- 見所:★★★★★
- 行きやすさ:★★★★☆
- バイク駐車場:★★☆☆☆
- お手洗い:★★★☆☆
龍ヶ窪~日本名水百選の一つに選ばれた湧水がある場所
次に龍ヶ窪について書きます。
清津峡から龍ヶ窪までは、バイクでおよそ30分くらいの距離になります。実際に走りましたが信号機も少なくて、晴れている日のツーリングにちょうど良いです。
龍ヶ窪の近くまでくれば、看板がありますのでわかりやすくなっています。
また、駐車料金を入れるポールがありますので、保全のため必ずお金を入れてから参道を進むようにしましょう。
龍ヶ窪の池まで参道の道のり~歩いていて気持ちが良い場所
龍ヶ窪の池まで、木々の間にある参道を歩いて進みます。
鬱蒼とした木々の場所を抜けて気持ちがリフレッシュされていく感じがします。
個人的にハチに遭遇することも多いのですが、龍ヶ窪では遭遇しませんでした。黒っぽい服装は虫をおびき寄せるので鬱蒼とした場所を歩く場合は服装にも注意が必要ですね。
龍ヶ窪の池~きれいな池の色と木々の緑のコントラストはずっと見ていられる
龍ヶ窪の参道を進んで池の方にむかうと龍ヶ窪の池付近まで近づいてみることができるスポットがあります。
保護区域なので決められた場所以外は立ち入らないようにしましょう。
龍ヶ窪の名水~水飲み場も整備されておりまろやかな水が楽しめる
龍ヶ窪には参道の奥に水飲み場も用意されていて、多くの参拝者が飲料水を汲みにくるそうです。
私も少しいただきましたが、冷たくてまろやかな感じがしました。
この近くにお住まいで、おいしい水がいただけるような場所があるのはとてもありがたいですね。
貴重な名水をいつまでも守っていけるようにしていきたいですね。
少しですが募金させていただきました。
龍ヶ窪への行きやすさ
龍ヶ窪へは清津峡から国道353号、国道117号、県道251号を経由するおよそ24kmの道になります。
途中急なカーブもありますが、険しい山道ではないので急がずに進めば気持ちよく走れます。
龍ヶ窪のお手洗いの整備状況
龍ヶ窪駐車場の奥にお手洗いがあります。小型の簡易的なお手洗いですが、管理の方もいらっしゃって掃除がいきとどいており、きれいに使わせていただきました。
参道に進んでいくとお手洗いは見つからないので、駐車場で済ませるようにすると良いです。
龍ヶ窪のバイク駐車場の整備状況
龍ヶ窪のバイク駐車場の整備状況ですが、明確なバイク用駐車スペースはなさそうです。
ただし、そこまで混雑もしていないので、空いている一般駐車スペースに停車しました。混雑時は、枠外の邪魔のならない場所に止めた方がよさそうですね。
地面は舗装されているので安心して駐車できます。
まとめ:龍ヶ窪は湧水もあってきれいな池もあり森林浴が楽しめる場所
龍ヶ窪の個人的評価です。
歩いていて気持ちが良い参道と、龍ヶ窪の池の自然な色のコントラストにツーリングの疲れも吹っ飛ぶ場所がここ龍ヶ窪でした。
四季を通してどんな池の景色が楽しめるかも気になる場所でした。
- 見所:★★★★★
- 行きやすさ:★★★☆☆
- バイク駐車場:★★★☆☆
- お手洗い:★★★☆☆
美人林~新潟で森林浴をするなら外せない場所
続いて美人林です。
樹齢約100年ほどにもなるブナが一面に、まっすぐに立って成長を続けていることから美人林とされているようですね。
林の中を歩いて進んでいくと空気も澄んでいて気持ちが良いです。
また、まっすぐに高くそびえたつ木々が日差しもさえぎるので、木漏れ日が入って半日くらいはいられそうな気がしました。
美人林への行きやすさ
龍ヶ窪から美人林へは県道251号線、県道49号線、国道353号線を経由して進みます。
途中急カーブもありますが、信号も少なく、それほど厳しい道のりでではないので、ナビで検索すると30分くらいですが、スムーズに進めばもう少し早く到着すると思います。
美人林への駐車場への案内も表示がありますので、わかりやすいです。
美人林のお手洗いの整備状況
美人林の駐車場付近にお手洗いが整備されています。
出発前に立ち寄れるので駐車場付近に設置されてあるのはとても助かりますね。
美人林のバイク駐車場の整備状況
美人林の駐車場は比較的広く整備されていますが、やはりバイク専用エリアは見つかりませんでしたので、一般の自家用車スペースの1つをお借りしました。
お手洗いがあるのとは遊歩道の反対側でしたが、お手洗いの側にも車を数台停められる場所があります。
駐車場の地面はしっかりと舗装されていますので、スタンドが地面にめり込んでいく恐れもありません。
まとめ:美人林は自然の中を歩く楽しさを再認識できる場所
美人林の個人的評価です。
美人林の遊歩道は平たんではなく、きつすぎない程度の傾斜があり、気軽にハイキング気分を味わうことができます。
私は秋に差し掛かった時期に行きましたが、一年を通して林の香りがどのように変化するのかも気になりました。また頃合いをみて訪れたい場所です。
- 見所:★★★☆☆
- 行きやすさ:★★★☆☆
- バイク駐車場:★★★☆☆
- お手洗い:★★★★☆
星峠の棚田~米どころの棚田を見学してお米のありがたさを考える
今回の最後の立ち寄りスポット、星峠の棚田です。
四季を通してさまざまな風景を見ることができる魅力が棚田ですね。
ただし、棚田は観光地ではなく、あくまで農地なので、地元の方に迷惑となるような行為や、許可なく敷地内に立ち入るようなことがないように、ルールをまもって見学することが必要になります。
訪れる季節によってさまざまな景色を見せる棚田
丁度稲刈りの時期に訪れましたので、棚田が黄金色ですが、水を張っている時期や夕暮れ時などにも、ぜひ景色を鑑賞したい場所ですね。
冬は雪道が険しすぎて進めないそうですが、冬も素敵な雪のシルエットが映えそうですね。ただし大変な量の降雪があると思いますので、景色を楽しむということ自体雪国の方から見たら、不思議な感覚なのかもしれませんね。
星峠の棚田への行きやすさ
美人林から星峠の棚田へは、県道80号線と、国道403号線を経由していきます。これまでより、急カーブや傾斜が厳しい箇所があるかもしれません。
特に、国道403号線から棚田への駐車場に続く道は、傾斜があるので、1速2速あたりをしっかり使って気を付けて上り下りを走る必要があります。
時間的には20分くらいなので信号もなく比較的早く到着できるでしょう。
また、観光バスも上り下りすることがあるので、遭遇する可能性もあるので気を付けましょう。
星峠の棚田のお手洗いの整備状況
きゃっしいトイレというお手洗い施設が駐車場付近に1つあります。観光バス駐車場からですと、ちょっと距離が離れています。
観光バス駐車場より先にバイクを進めて、舗装された駐車場付近にお手洗いがあります。
私は今回初めて行ったので、場所がわからず、観光バス駐車場付近にバイクを停めて、歩いて探しました。
星峠の棚田のバイク駐車場の整備状況
よく見れば観光バス駐車場と書いてあったのですが、一般の自動車も停車していて、わからず停めてしまいました。もう少し先のきゃっしいトイレ付近まで走れば、舗装された駐車スペースがありました。
次回もし立ち寄る場合は、きゃっしいトイレ付近までバイクを進めたいと思います。
ちなみに観光バス駐車場付近は、一面が砂利になっているので、バイクを停める時と方向転換時はヒヤヒヤしました。
まとめ:素晴らしい棚田の風景は、おいしいお米への感謝の気持ちが深まる場所
星峠の棚田の個人的なまとめになります。
星峠の棚田は、ここだけで新潟らしさを堪能できる場所だと思いました。一面に広がる田んぼ、きれいなおいしい水、きびしい季節の変化、改めて良い場所だと感じました。
新潟は昔スキー&スノボーで冬季には毎週のように行っていましたが、冬以外にも見どころが満載ですね。
- 見所:★★★★☆
- 行きやすさ:★★★☆☆
- バイク駐車場:★★☆☆☆
- お手洗い:★★★☆☆