MINI-Z(ミニッツ)は、ラジコンメーカー京商が発売している、小型の高性能ラジコンです。
大きさは、手のひらサイズで、ちょうどミニ四駆のラジコン版のようなサイズ感です。
MINI-Zは最近発売されたものでもなくて、以前からあるラジコンです。
私も新型コロナが流行する前にホビーショップで衝動買いしたまま、押し入れに眠らせていたのですが、おうち時間が増えて、退屈しのぎに思い出して、引っ張り出してきました。
久しぶりに遊んでみたのですが、このMINI-Zをやっている時間が、おうち時間にとてもマッチしていると感じました。
一人で黙々とマシンの性能を高めながら走りを楽しんでもよし、家族と一緒に楽しむのもよしです。
この記事は以下のような方に向けた記事です。
MINI-Z(ミニッツ)とは何か
はじめに、MINI-Zについてもう少し触れておきたいと思います。
MINI-Zは手のひらサイズですが、小さいから子供向けのおもちゃだろうと考えると、とんでもないです。
サイズこそ小さいですが、実車なみの運動性能や、マシンのタイプやセッティングによって、駆動方式による挙動の違いなどが明確に表れるので、大人も十分に楽しめるホビーだなという印象を受けます。
駆動方式による違い
MINI-Zにはバリエーションが豊富で、駆動方式もリヤ(RWD)、フロント(FWD)、四輪(AWD)の3タイプがラインアップされています。
RWDはスポーツカーやフォーミュラーカーに代表される駆動方式で、後輪に動力源を備えています。
後輪から発生する、瞬発的な加速性能が優れている点と、コーナーリング性能が高いので、クイックにカーブを曲がることができます。
私の所有しているホンダ NSXも、RWDなので、この特性です。
おうちで楽しむ目的ともマッチしていて、瞬発的な加速が楽しいのと、とても小回りがきくので、狭い部屋の中であってもすいすい曲がってくれます。
ステアリングの切れ角については、プロポでボリューム調整ができるので、曲がりすぎる場合は緩やかにすることも可能です。
京商 MINI-Z RWD MR03W-MM KT-531P送信機付 シャシーセット 32330SJ
レーサーや4×4、オフロードバギーそれぞれの楽しみ方
MINI-Zは、駆動方式以外にも、車のバリエーションがあります。
それがレーサーや4×4、オフロードバギーです。
レーサーは、ホンダ NSXなど、オンロードタイプで、とにかくスピード感とクイックな走行性能が楽しめるタイプ。
おうちのフローリングを活用して、エキサイティングな走行が楽しめます。
私も MINI-Zレーサーで楽しんでいます。
オフロードバギーはスピード感のある走りと、絨毯などちょっとした段差があってもお構いなしに走破できます。
おうちの中は段差が多いので、実はこちらの方が楽しみ方が広がるかもしれません。
私自身このマシンを持っていないので、買い足すことができたらぜひ、走らせてみた結果を記事にまとめたいと思います。
4×4は、まさに段差や障害物をものともせずに走破していくことが醍醐味のマシンです。
スピード感より走破する喜びが高いと思います。
オフロードコースを家で作ってみるのもよいですね。
こちらも機会を見て、レビューしてみたいと思います。
付属の三角コーンが楽しい
MINI-Zには、付属品で三角コーンが付いていますので、これを床に並べて簡単にコースを作ることもできます。
コーンがないと、ペットボトルとか家にあるものを目標物としておくことになり、かっこよくないですが、三角コーンだとおうちがちょっとしたサーキット場のような見栄えになるので、走らせていても楽しいです。
難点としては、三角コーン自体がとても軽いので、MINI-Zのスピードで当たるとコーンが飛んで行ってしまいますが、基本的に当たらないように操縦するのがなかなかむつかしく、操作の練習になります。
右回り、左回りでも全然違うので、スピードになれるまではかなり練習が必要です。
追加で必要になるのは単四電池のみ
MINI-Zには、レディーセットがあり、車とプロポが付属しています。
基本的に追加で必要となるのは単四電池だけです。
電池だけで走らせられるので、非常にお手軽ですが、電池が本体に4本、プロポに4本、計8本必要となるので、あらかじめちゃんと準備しておかないと、走らせられません。
電池も、古くて容量が少なかったりすると、思うようにステアリングが利かなかったり、スピードが全然出なかったり、全く動かないということもあるので、基本的に新しい電池が必要です。
毎回、アルカリ電池を買うのも大変なので、ここは割り切って、充電式電池を使うのがおすすめです。
充電式電池も電力量がさまざまですが、リモコン用などの細く長く使えるものではなく、極力大容量でパワーのある電池を使うのがベストです。
私は、パナソニックのエネループ大容量モデルである、eneloop proを使っています。
充電池は海外製の安い製品だったりメーカーのものも多いですが、最悪の場合、発火のリスクもあるので、しっかりしたメーカーの製品を使う方が安心して長く使えます。
eneloopにも急速充電器がセットになったものもありますが、電池の状態を1本ずつチェックして充電してくれるので、充電状況もLEDの色で確認できるので使いやすいです。
家の中で走らせる場合、1回の充電で、およそ60%くらいのスロットルで、休みを入れながら40~50分くらいは走らせることができるようです。
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トレーニングモードもある
MINI-Zレーサーは、レディーセットのシャーシーでも、侮れない速さで走ります。
フル加速で走らせると、家具や車のボディーの傷が増えます。
そこで、スロットル操作になれるまでは、挙動が穏やかになるトレーニングモードを活用します。
トレーニングモードにして走らせると、マシンの挙動もすこし穏やかになるので(それでも速いですが)まずはこれから始めると、操作に慣れやすいと思います。
走らせる楽しみ方とカスタムする楽しみ方
MINI-Zは、とにかくガンガン走らせる楽しみ方と、自分の好きなようにカスタマイズする楽しみ方もあります。
工場完成品ですが、自分で分解も可能ですし、部分的にこわれたら修理もできるし、変更したいパーツがあれば、変更もできます。
模型とはいえ、ダンパーのスプリングや、タイヤのグリップなども、選択する幅があるので、カスタムの幅が広がります。
おうちで走らせる時のポイントや注意点
MINI-Zをおうちで走らせる時のポイントや注意点です。
まず、壊れやすいものや傷がつきやすいものは、床に置かないようにします。
ひととおり床に障害物がないかを確認してから、走らせるようにします。
手のひらサイズのMINI-Zは床との接地面が近いので、MINI-Zレーサーですとちょっとした段差も障害物になります。
走行前に、一通り掃除機をかけるのもアリです。
フローリングに細かいほこりやごみ、髪の毛などがたまった状態で走ると、シャーシーに絡んだり、タイヤがとにかく汚れます。
しっかり掃除した後だと、MINI-Zの汚れもわずかになるので、走行前に掃除した方が良いです。
MINI-Zを走らせるために、最近は掃除機を頻繁にかけるので、前より家の中がきれいになりました。
ある意味一石二鳥ですし、奥さんも家の掃除をしてくれてるということで、遊んでいても文句は言われません笑。
ここまで、MINI-Zについて書いてきました。
MINI-Zの楽しみ方はさまざまですし、おうち時間でも、十分に楽しめますので、なにかインドアで新しいものを始めたい場合には、ぜひおすすめです。
次回は、MINI-Zのカスタマイズについても書いていく予定です。