ミニッツは簡単に分解・組み立てができるラジコンです。
今回は、手のひらサイズの小型高性能ラジコンMINI-Z(ミニッツ)のパーツ交換を書いています。
前回の記事で、ミニッツは家にいる時間で十分に楽しむ事ができるという内容を書きました。
今回はMINI-Zのジャイロ基板の搭載と、フロントスプリング、リアサスプレート交換を行い、ミニッツの走りがどのように変わるのか、書いています。
カスタム前とカスタム後では、操作のフィーリングが異なる結果になりました。
この記事は以下のような方に向けた記事です。
- ミニッツのパーツ交換やカスタムに興味・関心のある方
- ミニッツ RWD MR03W-MMシャーシーのカスタムについて調べている方
- ミニッツのカスタムに初めてトライする方
- 細かい作業が苦でなく楽しめる方
まずタイヤ交換をしたかったが、タイヤの在庫がゼロ
kyoshoのホームページにも、まずはタイヤをカスタマイズしてみよう、と書かれています。
タイヤを変更することで、グリップ性能が変わるので、他にいろいろパーツ交換をするよりも、グリップ力が変わるので、車の挙動が変化しますね。
私も、まずは、タイヤ交換をしたかったので、ラジコンショップにミニッツのタイヤを見に行きました。
しかし、タイヤの在庫が全くありませんでした。
年末年始でパーツの共有がまだ始まっていないそうで、年末のクリスマス商戦などで売れてしまった感じです。
かろうじてミニッツ AWDのホイールがありましたが、MR03には取り付けできません。
残念ながら、タイヤ交換はまた、別の機会に交換することにしました。
車の挙動補正に貢献:ミニッツにジャイロを搭載
ミニッツ RWDの直進性が良くなるとのことで、ジャイロ基板をミニッツに取り付けることにしました。
私の家のフローリングでは、一定の速度以上スピードを出すと、ミニッツの車体が暴れてしまいます。
また、ステアリング操作でスピンがしやすいので、安定して走れることを目的に、ジャイロを装着したいと思います。
ジャイロとは何か
ジャイロセンサーのことをジャイロと呼んでいます。
何を検知するセンサーかというと、物体の動きをとらえるセンサーで、回転角度の変化を検知するものです。
ジャイロはラジコンだけではなく、いろいろな製品に組み込まれています。
代表的なものだと、デジタルカメラの手ぶれ補正や、携帯ゲーム機、カーナビなどにも搭載されています。
ミニッツのジャイロに関しては、車体の姿勢の変化を検知して、その補正をするような仕組みです。
ミニッツはRCユニットによって搭載するジャイロが異なる
ミニッツに装着できるジャイロには種類があって、私のRCユニットにはMZW431というジャイロが対応しています。
しかし、MZW431が生産終了のようで、ショップや通販サイトで探しましたが、取扱い終了していました。
MR03で現在売られているジャイロはMZW405ですが、RCユニットが古い場合対応していません。
もしや、RCユニット自体を交換するハメになるのかと、諦めかけたのですが、運良くメルカリで見つける事ができました。
ジャイロユニット:MZW431を取り付ける
下の写真に写っているパーツがジャイロ(MZW431)になります。
取り付け用のネジと、ジャイロが介入するレベルを調整するプラスチックのマイナスドライバー(のようなもの)です。
ミニッツ RWDの場合、ジャイロの取り付けには、サーボギアカバーを取り外す必要があるので、ちょっと手間がかかります。
簡単にカバーを外せるだろうと思ったのですが、サスシャフトとかフロントスプリングなど、フロントまわりのネジを外す必要があります。
フロントスプリングも一緒に交換する予定でしたので、同じタイミングで外してしまいました。
サーボギアカバーを外したときの写真です。
どこまで外していいか分からず、リアサスまで外してしまいました。
サーボギアカバーを外した部分に、ジャイロ基板をのせる用のくぼみがあるので、基板をのせて、固定用のネジを回して固定していく、、、つもりでしたが、小さいネジをいくら回してもしまっていく感じが全くしません。
実際に、シャーシーをひっくり返したら、ネジが落ちました。
ジャイロ固定用のネジは、全く役にたちません。
一言言えるのは、ジャイロ基板をのせた後に、サーボギアカバーを閉じるのですが、正しい位置に基板がずれないように仮押さえしておくくらいの役目しかありません。
サーボギアカバーを戻して、RCユニットにジャイロ基板から伸びるケーブルのコネクタをさし込みます。
あとは、分解した時と逆の手順で、ネジを戻していきます。
フロントスプリングの交換
ジャイロを搭載した時の理由と同じですが、ミニッツの速さの特徴をいかして、直進性を安定化したいのと、コーナーの安定感を期待して、フロントスプリングも交換しました。
MR03シャーシー用フロントスプリングセット:MZW423
京商 フロントスプリングセット (ソフト&ショート/MR-03) ラジコン用パーツ MZW423
ミニッツのフロントスプリングも、車種によって異なりますので、購入する場合は間違いがないか、型番を確認します。
スプリングセットは、カラーによってスプリングの強さが異なります。
私のマシンはMR-03になります。
スピード重視のキビキビした走りにしてみたくて、今回は黄色の一番ハードなタイプを装着しました。
ハードにすると、ステアリング操作がシビアになり、かなりクイックな挙動になります。
慣れれば安定した走りになると思いますが、練習しないと挙動について行けません。
さらに、ジャイロの介入をミニマムにしたところ、ターンもクイック、スロットルにもダイレクトに反応して、同じマシンとは思えない動きでした。
後輪駆動なのもあって、ノーマルモーターなのにまるでフォーミュラーマシンのようなレスポンスです。
ジャイロは、介入させるほど、カーブが大回りになる(安定して緩やかになる)ので、フロントスプリングが固い場合はジャイロの介入が40%くらいで走るのが走りやすかったです。
操作の上達度や、セッティングによっても全く異なると思いますので、他のスプリングも、いろいろ試してみたいと思います。
リアサスプレートの交換
最後に、リアサスプレートを交換しました。
同じく、MR-03のリアサスプレートを用意しました。
MR03シャーシー用リアサスプレートセット:MZW403
カーボンリヤサスプレートセット (MM/LM用/MR-03) MZW403
こちらも固さの異なる3枚セットで売られています。
標準のプラスティックのものから、カーボン製の固いプレートに交換しました。
同じリアサスプレートでも、繊維強化プラスチック製の製品もあって、こちらの方が少し安いのですが、せっかくオプションパーツを乗せるのだから、軽くて反発のよさそうなカーボン製にしました。
これも、固いものにすることで、車体の挙動の安定性と路面の吸い付き具合を高めたいと思ったためです。
一度にいろいろ交換したので、どのパーツが劇的に良くなったかは分からなかったのですが、フルノーマル時のもっさり感が少し改善されてキビキビした走りにしつつ、しっかりコントロールができている状態になりました。
フルノーマルの場合、どことなくふわふわして、ステアリングも軽い反応だったのですが、ここまでのカスタムでも、地面を這っているような感覚が少し感じられました。
今後、別のパーツ交換をすれば、さらに挙動が変わると思いますが、いろいろ試しながら、こうしたときはこのような挙動になるというのがつかめてくるのが、カスタマイズの楽しみだと思っています。
ミニッツに対応するツールセットがあると便利
ミニッツをカスタムするにあたって、小さいネジを頻繁に回すことがあるのですが、専用のツールセットを用意しておくと作業が便利になります。
ネジ穴もぴったり合いますし、ミニッツ用にまとめておけば、カスタム時にさっと用意して作業できます。
私は、ジャイロ取り付けのネジが小さすぎて、工具がなかったので買ったのですが、思いのほか、他のサイズのドライバーも便利でした。
ミニッツ用ツールセットでカスタムの効率化:MZW120
ドライバーにミニッツの印字がされてあって、作業時はカスタムしているっというテンションが上がりますね。
+00番ドライバーが、別のところで活躍することになり、買っておいて良かったと感じました。
別のところの話は、また違う機会に記事にしたいと思います。
フロントスプリングなどは、私のようなおじさんの指ではめ込もうとすると、小さいので飛んでいってしまったりするので、模型用のピンセットがあると、さらに作業しやすいです。
ジャイロ・フロントスプリング・リアサスプレート交換は直進性とコーナーリングが安定
今回は、ジャイロ搭載・フロントスプリング・リアサスプレート交換についてでした。
3つを同時に交換してしまったので、1つずつの効果と違いについては、検証できませんでしたが、やはりミニッツの挙動が一番安定するのは、ジャイロの存在感が一番大きいような気がしています。
次回は、ボールデフと、リアオイルダンパーを装着していきたいと思います。