会議の議事録作成ってなかなか面倒ですよね。
会議の議事録はどのように作成していますか?記録係が決まっていて、しっかり内容が残せている場合は問題ないのですが、自分がファシリテーターをしながらメモを取りながらだとなかなか大変で、聞きもらしてしまったり、会議の進行が悪くなったり、メモを取ることばかりに気がとられてしまうこともあると思います。
また、会議の内容が難しく、特定のキーワード等に気を取られて、内容が頭に入らないといった場合もあると思います。聞きもらさないように、ボイスレコーダーを用意して録音はできたとしても、今度は最初から最後まで音声を確認しながら文字起こしをしないといけないので、さらに時間がかかります。
今回は、このように面倒な議事録作成に役立ちそうなオートメモ Sについて、書いていきます。
この記事は、以下のような方向けの記事です。
オートメモ Sは録音した音声を自動で文字に起こしてくれる
オートメモ Sはソースネクストから出ている録音データの音声をもとに、AIが自動で文字に起こしてくれる端末です。特に、定例の会議で毎回議事録を残す必要があって、まとめるのに時間がかかっている場合や、会議の内容をボイスレコーダーで録音、文字起こしをしている場合には、メリットが大きいと思います。
スティックタイプのオートメモと、ディスプレイが搭載されたオートメモ Sとがあります。オートメモはスマホが必要で、オートメモ Sはスマホが無くても使用できます。ディスプレイ搭載モデルはこのような形をしています。
音声とテキストをクラウドに保存してくれて、テキストで検索も可能
オートメモ Sは録音した音声とテキストをクラウドに保存、メールアドレスに転送してくれるので、AIがテキスト起こしした内容をもとにPCで修正したり、テキストでキーワード検索したりといったことが簡単にできます。基本的に議事録にかかわる手間がかからないような仕様になっているのも良いと思います。
クラウド上の保存期間や件数の上限もないので、後日確認が必要で見直そうと思ったら消えていたということもないので安心です。
端末代金のほかに月額料金がかかる
クラウドと聞いて、ピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、本製品は端末だけを購入しても使うことができません。お試しで毎月1時間までテキスト化ができるようですが、この端末が必要なケースは、毎月1時間しか会議がないというのはないと思いますので、実際には、月額、年額、時間チャージによる課金が必要になります。
仮に月額の場合、980円/月で、文字起こしも無制限ではなく30時間/月です。5週間でみると、1週間につき6時間なので、1時間の会議体が6個程度のペースであれば、時間チャージなく使えそうです。
時間を気にせず月額費用だけで文字起こし放題であれば、費用もあまり気にならず使えると思いますが、利用者が無制限につかってしまうと、アクセス増による高負荷で録音後の文字起こしに時間がかかりすぎてしまったり、サーバーが落ちてしまったりする可能性もありそうですね。この程度の制限は仕方ないのかもしれません。
WEB会議ではオーディオ用ケーブルでPCとつなぐ必要がある
WEB会議の場合、音声を録音、文字起こしするには、本体のマイクではなく、ケーブルをつないでライン入力をしてあげる必要があるようです。リアルでの会議に比べて音声の品質の問題かもしれません。比較的音量を大きくすることで本体マイクでも拾えるのかもしれませんが、この辺はテストしてみる必要がありそうです。
この場合、PCは録音用として占有されるので、PCとスマホで会議に参加して、スマホは会話用として使い分ける必要があります。この辺の端末の使い分けとか、仕組みの理解には、多少リテラシーがないと難しそうな気がしますが、自宅からWEB会議を使いこなしている方であれば問題ないと思います。
オートメモ Sは議事録に時間を多く取られていたり議事録の質を求められる場合にはメリットが大きい
今回は、自動文字起こしのオートメモ Sについて書いてきました。
あまり会議が多くなかったり、概要やメモレベルで内容を残していれば良いケースだと、月額、年額で費用が発生するので、メリットが小さいかもしれません。しかし、もし、議事録作成で頭を痛めている場合であれば、活用することで、議事録作成に関する問題が解消できるかもしれません。