popIn Aladdin 2って製品を見たことがありますか?
popInは東京大学発の産学連携ベンチャーが立ち上げた、世界初のプロジェクター付きシーリングライトがpopIn Aladdin 2です。
基本的にプロジェクターは、テーブルの上に置いて写すか、天井から吊り下げて写すかどちらかが主流ですが、このpopIn Aladdin 2は、あえて天井につるすのであれば、シーリングライトに組み込んじゃえという発想です。
シーリングライトであれは、プロジェクターを使わない時はライトとして使えるし、場所もとらないし、画面をOFFにしていれば音楽もシーリングライトから流せるようなので、めちゃくちゃ魅力的だな、と思い見に行ったわけです。
そしたら、プロジェクターコーナーで他のプロジェクターの映像をみていて、結局popIn Aladdin 2ではなく、別のXGIMI HORIZON Proを買ってしまった、というオチです。
今回は、XGIMI HORIZON Proを選んだ理由や実際に家で使ってみた感想を書きたいと思います。
かなりいろいろ悩む要素もあって選んだので、同じようにプロジェクターを選ぶ時に参考となれば幸いです。
この記事は、以下のような方向けの記事です。
popIn Aladdin 2が画期的なポイント
popIn Aladdin 2が画期的なポイントは以下です。
設置に場所をとらない
popIn Aladdin 2が画期的なポイントはプロジェクターの設置に場所をとらないという点です。
家の各部屋でシーリングライトは必ず必要になりますし、シーリングライトにプロジェクターの機能を持たせてしまったpopIn Aladdinは画期的だと思います。
8畳ほどの広さをカバーできるシーリングライトが実用的なので、プロジェクター未使用時でも、ちゃんとシーリングライトとして使えます。
他のメーカーでも製品としてはありそうな気もしますが、探してみても今のところ、popIn Aladdinしかないようです。
マンションだったりすると、天井に梁が出ていたりしてプロジェクターを映すには梁を避けて投映位置を下よりに移動する必要があります。
popIn Aladdin 2はレンズの上下傾斜を最大32度移動することができるので、見やすい位置に調整ができます。
Bluetooth/Airplayに対応している
popIn Aladdin 2は音に定評のあるHarman/Kardon製のスピーカーを採用しています。
ホームプロジェクターにとって音質は大切なので、音にこだわっている点はとても良くて、私もこの点が気に入りました。
また、Bluetooth/Airplay対応なので、スマートフォンなどお気に入りの音楽を高音質で簡単に流すことができます。
天井から音が降り注ぐ体験も、家ではなかなか体験できないと思います。
実際にお店でpopIn Aladdin 2を体験
とても魅力的なpopIn Aladdin 2ですが、肝心のプロジェクターとしての性能がいかほどか、カタログ値だけでは分からないので、実際にお店に行って確認しました。
結果、シーリングライトとしての機能や、設置場所をとらない点についてはとても良かったし、音についても申し分ありませんでした。
しかし、実際に体験したところ、以下の点が気になりました。
メインメニューからの各アプリの起動に少しだけ時間がかかる
これは、他のプロジェクターと比較してアプリの起動がもっさりしていたように感じました。
もしかすると、他のプロジェクターのレスポンスが速いのかもしれません。
ただし、popIn Aladdin 2は専用のApp selectionが用意されているので、独自で作り込める分、もともと起動を速くすることはできるのではないかと、素人の視点では感じました。
環境が明るい場所にかなり影響を受ける
基本的に、プロジェクターは暗い場所を想定して作られているため、明るい場所では見ることが難しいと思います。
これは、どれくらい高性能なプロジェクターであっても同じだと思いますが、明るめの場所でも、機種によって見える度合いが変わります。
popIn Aladdin 2はカタログで確認すると、明るさが700 ANSI ルーメンとなっており、1000 ANSI ルーメン以下です。
この値をどのようにとらえるかは使い方や人に寄ると思います。
真っ暗な状態のみで使用する事を前提として購入するのであれば、特に問題ないですが、薄明かりの中や、部分的に明かりがさしていたりする部屋で見るには、ちょっと暗いかなと思いました。
popIn Aladdin 2はフルHDですが、やはり4Kモデルは字が見やすい
popIn Aladdin 2はフルHDです。
シーリングライトの中にフルHDのプロジェクター機能が備わっていることは、すごい事だと思います。
しかも、popIn Aladdin 2はあくまでシーリングライトとして、部屋の雰囲気を壊さないように、高さも145mmとスリムな作りになっています。
popIn Aladdin 2単体でみれば、popIn Aladdin 2で十分きれいにうつりますが、お店でプロジェクター専用モデルと比べた場合、当たり前ですが、やはり4Kモデルにはかなわないです。
4Kモデルは、映画などは輪郭がはっきりしますし、文字は、私のような乱視持ちでも、離れていても問題なく読むことができます。
これは、プロジェクターにどこまで求めるかだと思います。
また、当然4Kモデルだと値段が高くなります。
夜寝る時やくつろぐ時にちょっと動画配信サービスをみたり、子供を寝かしつけるのに、映像を写したいとか、ある程度みることができれば良い、ということであれば、popIn Aladdin 2は全然問題がなく、まさに魔法のランプといった感じです。
しかし、私のようにプレステ4以上をプロジェクターにつなげたい、PCの細かい文字などの画面をHDMIで接続してうつしたい、というニーズがあれば、物足りないかもしれません。
外部入力は別で機材が必要になる
popIn Aladdin 2は天井につるす前提なので、インターネット回線もWi-Fi前提です。
電源は天井の通常シーリングライトを取り付ける部分から供給されるので、ケーブルをつなげる想定がありません。
そのため、HDMIで外部入力を行う場合は、別途Aladdin Connectorという、HDMI接続された情報をWi-Fiで飛ばすための機器が必要になります。
結局、新しい端末を天井以外に設置する必要があるのです。
また、HDMI接続された膨大な映像や音声データを無線で飛ばすので、少なからずデータ伝送の遅延や画質のロスなどは免れないと思います。
XGIMI HORIZON Proを選んだ理由
以上の点から、popIn Aladdin 2を買うのは見送り、他のプロジェクターを検討し始めました。
実際は、お店でいろいろ悩み始めたので、かれこれHORIZON Proを買うまで1時間半くらい滞在していたと思います。
とても迷惑な客ですね。。
ここからは、XGIMI HORIZON Proを選んだ理由を書きます。
コンパクトなのに高機能
プロジェクターと効くと、職場によくおいてある、真っ白でドテッとした機械を思い浮かべますが、XGIMI HORIZON Proはとても洗練された見た目です。
XGIMI HORIZON ProもHarman/Kardon製のスピーカーを搭載していますが、ボディ内にうまく収められていて、無駄がありません。
この見た目に惚れました。
部屋に置いてあっても、普通にかっこいいです。
XGIMI HORIZON Proは4Kモデル
フルHDのプロジェクターも多い中で、XGIMI HORIZON Proは文句なしの4Kモデルです。
実際部屋で明かりを消して、写したときは、映画館に行かなくていいと思いました。
新作を見る場合は行く必要がありますが、映画館のスクリーン上映の感動を味わうなら文句なしです。
面倒な台形補正や焦点の調整など自動でやってくれる
プロジェクターで一番面倒なのが、台形補正と焦点の調整です。
しかし、XGIMI HORIZON Proは、ある程度プロジェクターの位置が変わった時や、初めて電源を入れるときは、自動補正が入ります。
これが、めちゃくちゃ優秀で便利です。
私は眼がよくないので、調整後も焦点がなんとなくぼやけてしまったり、実は台形になっていたりすることがありました。
XGIMI HORIZON Proは自動で補正をおこなってくれるので、すぐに映像を楽しむ事ができます。
障害物があった場合は、自動的に障害物を避けて写るようにしてくれます。
自動での補正後も、手動でも調整ができます。
XGIMI HORIZON Proは明るさ調整も自動で調整してくれる
XGIMI HORIZON Proは環境の明るさによって、輝度を自動的に調整してくれます。
実際お店で見たときは、全体的に青みがかかっていたので、青よりなのかと思っていたのですが、実際には、色の偏りではなくて、自動補正でした。
メニューがAndroid TVで汎用性が高い
Andloid TVとして、Googleの親和性が高いので、さまざまなアプリに対応して、パソコンを繋がなくても、インターネットを活用してアプリコンテンツが楽しめます。
私は動画配信サービスと、WEBブラウザを使用するくらいですが、動作的にも全く問題ありません。
1点だけ、アプリを沢山立ち上げるとメモリ不足で動きが鈍くなる事がありましたが、設定からアプリで、使用しないアプリを強制終了して、どうしてもであれば、再起動してあげると、スルスル動きます。
必要になりそうな外部接続がそろっている
XGIMI HORIZON Proは必要な外部接続がそろっているので、基本的に買い足す必要はありません。
HDMI端子も2つ、有線LANも1ポート、USBポートも2つ、音響用の光端子もあります。
強いて言えば、音響用の外部サウンドバーがあれば、120%楽しめると思います。
XGIMI HORIZON Proの明るさは2200 ANSI ルーメン
XGIMI HORIZON Proは2200 ANSI ルーメンでpopIn Aladdin 2よりかなり明るく、直射日光が照らさない日中でも映像は見ることができるレベルです。
もちろん3000以上のモデルには及びませんが、それでもコンパクトな中に4kの性能が出せるのであれば、満足いくクラスだと思います。
まだ、動作音も小さいので、高性能な音響を邪魔しない丁寧なつくりになっています。
デメリットを強いてあげれば、ACアダプターが大きい
デメリットをあげるとすれば、ACアダプターが大きいです。
私が今まで見た家電やパソコンのACアダプターの中で、一番大きいかもしれません。
コンセントに干渉するわけではないですが、ある程度場所をとるので、それだけは頭に入れておく必要があります。
特に、天井につるす前提の場合は、ACアダプターの処理は考えた方がいいです。
本体と一緒に、ACアダプターが地震などでずれたり、落下する可能性もあるので、このサイズが落ちるとかなり影響を受けそうです。
ホームシアターの選択肢としてXGIMI HORIZON Proはあり
以上、XGIMI HORIZON Proについて書いてきました。
もともとpopIn Aladdin 2を買う予定でしたが、だいぶ逸れて、XGIMI HORIZON Proを買いましたが、満足度は非常に高いです。
ホームシアターとして手軽に楽しみたいが、画質もそれなりにこだわりたい方にはベストマッチだとおもいました。
在宅時間が増える昨今ですが、このような機器を導入すれば、家で楽しむ機会が増えますし、家族で高画質な映画鑑賞が、簡単にできてしまいます。
もちろん、一人で映画や音楽、ゲームの世界に入り込むのにも優秀です。
私はPS4を繋いでやりましたが、ゲームの世界が目の前に広がって、自分がその中にいるような感覚になって、危うくオールナイトでゲームを遊んでしまいそうになりました。
その分、お値段もpopIn Aladdin 2よりかなり高いです。
もし、奥さんが財布を握っていて、決定権が自分にない場合、奥さんが好きな映画や動画があるのであれば、それらがいつでも好きな時に高画質で楽しめるということを、プレゼンしてあげましょう。
操作もテレビと同じで、電源を入れて、およそ6秒でメニュー画面になりますので、好きな配信サービスを選ぶだけです。
かなり、奥さんの決済がおりやすくなると思います。