最近、とても地震が多いですね。。
今回はもしもの時に備えて、非常用持ち出しバッグで用意しておいた方が良いものを書いていきたいと思います。
この記事は、以下のような方向けの記事です。
非常用持ち出しバッグは一家に一つ?一人に一つ?
非常用持ち出しバックは一人に一つの用意が理想です。
もちろん緊急時にバックを背負うことができないくらい小さな子供用については、大人の荷物と一緒に用意しておく必要がありますが、基本的には、一人に一つ以上の用意が望ましいものは、バックを分けて、それぞれで用意しておく必要があります。
たとえば、大きなボストンバックに家族4人分の荷物を詰めておく、というやり方もありますが、万一の時に、重すぎて持ち出せなかったり、なにかのトラブルで緊急時にボストンバックを持ち出す事ができなかったとすると、避難先での生活が困難になります。
家の中で、個人が一番よく生活している場所においておく
非常用持ち出しバックを用意したら、家のどこに置いておくべきでしょうか?
普段使わないからと、押し入れの奥や、どこにおいたか分からないという状態では、いざという時に持ち出すことが困難ですので、非常用持ち出しバックを用意した意味がなくなってしまいます。
日常生活で、一番よくいる場所に置いておきましょう。
家でリモートワークをやっているのであれば、仕事する机の下だったり、家事をすることがメインで、台所やリビングによくいる事が多ければ、台所やリビングの近くにおいておく、というようにしましょう。
さきほどのボストンバックの例と似ていますが、すべて、同じ場所にまとめておいておく場合、非常時に全員分の荷物を一斉に持ち出す必要があります。
必ず持ち出せる状態であればよいですが、1カ所に固めておいておくリスクもありますので、置く場所は良く検討しましょう。
とにかく必要な水は一人につき2~3リットルは容易しておきたい
ここからは、荷物の中身について書いていきます。
非常用持ち出しバックでとにかく必要になるのは、水です。
水がないと生命維持が困難になります。
水を持ち歩くのは重くてかなりの荷物になりますが、緊急時は水道がとまったりして、いつもは簡単に手に入る水の確保ができない場合もあります。近くのコンビニやスーパーで手に入れることを想定したとしても、非常用持ち出しバックを持ち出す必要があるような緊急時は、お店がまともに営業できているかも疑問です。
最悪、個人で用意しておかないと、手に入れることができない可能性もありますので、せめて2~3日分くらいは用意しておきたいものです。平均して、1人1リットルくらいの水を摂る必要がありますので、1人につき2~3リットルくらいは用意しましょう。
保存ができる水とはいえ、期限を過ぎても保管したままにしておくのは、衛生上よくありません。期限が過ぎたら、沸かしてコーヒーやお茶を入れて飲んだり、お風呂の生活用水として、使用しましょう。そして、新しい水を保存用に用意することで、非常時でも安心して水を利用できます。
不織布マスク
次にマスクです。
マスクも、非常時に避難して汚れてしまったりすることもあります。ぜひ、数枚の余裕をもって、枚数を用意しておきましょう。また、避難所で、万一マスクをもってこれなかった方とかにも余裕があって配る事ができれば、避難所でのウイルス感染を防ぐこともできると思います。
避難先で感染リスクや衛生上のトラブルが広がらないためにも、マスクは信頼できるしっかりしたものを用意してます。
薬
次に薬です。
風邪薬や解熱剤などのほか、日常服用している薬があれば、少し余裕を持たせて、非常用持ち出しバックにも入れておきましょう。
例として、インスリンや免疫抑制剤など、毎日必ず決まった量を服用する必要が有る場合は、薬を欠かす事のないように、しっかりと用意しておきましょう。
薬がきれる=生命に関わるので、切らさないようにとにかく余裕をもって用意しましょう。
薬の種類や量が多い場合は、専用の薬箱を用意して、避難が長引いても影響のないように用意しておきましょう。
マルチツール
マルチツールも用意しましょう。
これは1人に1つは不要ですので、1家族で1つ用意してあると安心です。
ちょっとしたはさみや小刀ナイフ、ドライバー、缶切りなどが付いているマルチツールを1つ用意しておくと、何か必要な時に便利です。
保存食を開封したりするときにも使う事ができますので、ぜひ1つ用意しておくとよいです。
マルチツールの特性上、汚れたまま放置しておくと、そこからさびが発生することもありますので、特に、刃物で何かを切った時などは、刃先を汚れたまま放置しないように気をつけましょう。
さびてしまうと、中で固まってしまい、使いたい時に使えなくなる可能性もありますので、もし使った時は必ず手入れをしておきましょう。
レザーマンのマルチツールは高価ではありますが、安心と信頼があるブランドですので、いざ使用するときにまったく役に立たないということのないように、品質の良いものを選びたいです。
非常用簡易トイレ
トイレも大事です。
田舎であれば、林の茂みの中に隠れてするようなことも、最悪の場合は可能ですが、普通は難しいと思います。
商業施設のトイレを借りるとしても、お店も営業できる状態じゃなかったり、長蛇の列で簡単に借りる事ができない場合もありますので、もしもの時に非常用簡易トイレは用意しておきましょう。
アルコール除菌ジェル
非常時は、水が貴重で手洗いなども簡単に水で流せなかったりする場合もありますので、不衛生になりがちです。
また、そのような場所で感染症などが発生したりすると、2次的な被害にもなりかねないので、除菌対策はできるようにしておきましょう。
スリッパ
避難場所ではスリッパを借りられたりする事もありますが、どうなるかわからないですし、避難時に靴を履く余裕がなくて、そのまま飛び出してしまったりすると、そのまま歩くことが困難です。
スリッパとか軽くて丈夫な履き物を1つ用意しておくと、もしもの時に使う事ができるので、用意しておくとよいでしょう。
普段部屋で履いているスリッパを防災スリッパにすることで、災害時にそのまま避難することもでき、裸足で逃げてしまったということも防げそうですね。
レインコート
災害は、晴れの日しか発生しないわけではありません。
また、何日かの避難生活で、雨が降ることももちろんあります。
レインコートを用意しておけば、雨が降ったとしても安心ですし、レインコートはビニール製のため、風を通しにくいので、雨が降ってなくても、寒い日はレインコートを着ていると、体感温度が全然違います。温かく感じると思います。
レインコートを選ぶ際は、透湿も対策されているかを必ず確認しましょう。
透湿がない場合、真冬以外はレインコートの中で蒸れてとても不快です。
救急セット
救急セットとして爪切りや絆創膏や傷薬、ガーゼや包帯、サージカルテープ、消毒液やはさみ、滅菌綿棒といったのものを用意しておき、救急セットとしてまとめておきましょう。
避難先で怪我をすることがないともいえないので、しっかり用意してあると安心です。
救急セットは1人に1セットはなくても大丈夫ですが、1家族としてしっかりまとめておきましょう。
歯ブラシ
歯ブラシは人数分、各それぞれが用意しておきます。
携帯用の歯ブラシが売っているので、それを活用しましょう。
また、ホテルとかで用意してあるような簡易歯ブラシが余っていれば、それらを用意しておくのも良いです。
避難時であっても、一人の歯ブラシを家族間で回して使用するような使い方は、歯茎から出血がある場合など衛生上もよくありませんので、それぞれで用意しましょう。
備蓄用カイロ
備蓄用カイロは、長期保存ができるタイプのカイロを用意しておきましょう。
寒くていざ使おうとしたときに、だめになっていて使えないと意味がありません。
冬場の避難だと、暖をとれるかとれないかは致命的になりますので、普段カイロを使う習慣がなくても用意してあると、もしもの時に安心です。
ソーラー式または発電機能付きラジオ
最近は、災害時の手助けにtwitterが有効ということもありますが、万一ネット環境がだめになる可能性もあります。
その時は、ラジオが情報源となります。
また、災害時は明かりの確保が難しいこともありますので、万一の場合に、ライト機能があると安心です。
スマートフォンのバッテリーが切れてしまった時は使えないので、スマホを充電できるような機能があるラジオもあります。
どこまで、何の機能があった方が良いか、よく検討して使いやすいものを用意しましょう。
アルミブランケット
アルミブランケットです。
防風や身体の保温用に、寒さからも身を守るのに必要です。
毛布などは持ち運ぶのが大変ですが、アルミブランケットは小さくたためて、全身を包むことができるのでおすすめです。
夜に寒くて休めないというときにもアルミブランケットを使う事で、寒さ対策ができます。
値段も高いものではないので、しっかり用意しておきましょう。
キャンプをする方は、キャンプ用にも用意しておくとよいでしょう。
キャンプ地では日中と夜の寒暖差があるので、もしもの時に安心です。
布ガムテープ・養生テープ
布ガムテープも、段ボールを固定するという使い方以外に、災害時はいろいろ役に立ちます。
油性ペンで文字を書くことができるので、メモや案内などに使う事できます。
また、怪我をしたときに、がっちり固定したい時や止血をしたい時などにもあると心強いです。
布ガムテープはかさばりやすいので、他のグッズと比べて持たない、という選択肢もありですが、災害時は何が必要になるかわからないですし、使わなくて済むのであればそれが一番です。
安心を買う意味でもできるだけ用意しておきましょう。
レジャーシート
レジャーシートは、屋外に避難するしかない場合は、必ず必要になるので、2枚以上用意があると安心です。
また、下に敷くのとは別に、使い方によっては屋根の役割もはたせます。
地面が冷たすぎ・熱すぎる場合は、アルミブランケットを使うと、ある程度温度の差を縮めることができます。
軍手
素手では怪我をする可能性があるときに、軍手があれば、安心です。
また、避難地では、不特定多数の方が集まるので、極力素手で何かを触るということは避けましょう。
特に、簡単に手洗いができない環境下では、特に気をつけましょう。
避難時に何が手に触れるかわからない場合には、ちょっとした鋭利なものからも手を守ることができるように、丈夫な軍手を用意しておくと安心です。
お金
大金を持ち歩く必要はありませんが、避難生活に困らないくらいは用意しておきましょう。
お札だけでなく小銭でも少し用意しておきましょう。
厚みをとらない防火バックとかに入れておけば、もしもの時でも安心です。
ウエットボディシート
災害時は、簡単にシャワーを浴びたり入浴ができないので、ウェットボディシートが役立ちます。
大きなシートのタイプで全身拭くことができるものがベターです。
エアーマット
災害時は体力を落とさない事が重要で、特に睡眠は大事です。
しかし、避難時は床が冷たくて痛かったりして、全然休むことができません。
エアーマットがあれば、固い・冷たいをある程度和らげる事ができます。
エアーまくら
エアーマットとセットでエアーまくらがあります。
エアーマットに付属しているものもありますので、選ぶ際は、エアーまくらがあるタイプを選びましょう。
タオル
タオルも顔を拭く、手を拭く以外に、止血や固定をするなどの使い方もありますので、余裕があれば少し余裕に用意しておきたいものです。
おろしたてのタオルでなくてもよいので、用意しておきましょう。
圧縮されていて使用時に広げられるタオルは場所をとらないので、災害時に限らず保管にも最適です。
ポケットティッシュ
ポケットティッシュです。災害時は紙が必要な時に無い事もありますので、各自がしっかりと用意しておく必要があります。
本来ならボックスティッシュを1つ用意しておきたいですが、スペースの問題があれば、ポケットティッシュを用意しておきましょう。
ボールペンや油性ペン
筆記具も何かの時にメモで残したり、記載したりする事がありますので、しっかりインクが出る物を用意しておきます。
給水タンク
身近に水を確保できる場所ならよいですが、給水所まで距離があったり、しばらくの避難生活ように水を確保しておくうえで、給水タンクを用意しましょう。
生きていく上で、一人1日1~2リットルは必要になります。
給水タンクは折りたためる物が多いので、足らなくならないように用意しておきましょう。
食料
非常用の食料です。
長期保存できるものをしっかりと用意しておきましょう。
最近はキャンプ用のものでもよくできていますので、それらを使うのもありです。
但し、火や水を使える前提のものもありますので、基本的にはそのまま食べられるものとかがベストです。
キャンプ用のバナーなどが持ち運べるのであれば、キャンプ用の食事もとても心強いでしょう。
寝袋
寝袋です。寒い場所で休める事ができるようにつくられていますが、寝袋は収納時もサイズがありますので、先程のエアーマットやアルミブランケットを活用するのが一般的です。
ホイッスル
自分の存在を知ってもらうのに使ったりできます。
小さくて場所をとらないので、それぞれで1つ用意してバックに入れておきましょう。
非常用持ち出しバックを用意して終わりではない。定期的な中身の確認をする
非常用持ち出しバックは1回用意しておけばOKではありません。
カイロや食料、水のように、使用期間がきまっているものもあります。
また、劣化していていざというときに使えないと困ってしまいます。
1年に1回は中身をチェックして、買い足しするなど、入れたままで安心せずに、期限の近いものは使用するなどして、入れ替えておきましょう。